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FXの規範はファンダメンタルズ、テクニカルと行動心理学の解説

FXの規範はファンダメンタルズ、テクニカルと行動心理学の解説

登場人物


Fさん

さて、序章の感想も今回からは後半に入ります。今回のテーマは、FXではテクニカルファンダメンタルズ行動心理学(行動経済学)の全てが重要というものです。まさにおっしゃるとおりですよね、目から鱗でした。特に相場が大きく動くときには、チャートでサインが出ていて、そこに政治や経済などのトピックスが飛び込んでくることが多いように思えます。“鶏が先か、卵が先か”のように、どちらが最初というわけではないのですが。

X君

最近のドル円相場でいうと、日足を見ると111円近辺のレジスタンスラインで明らかに頭が抑えられていました。そこにFさんがおっしゃっていたトランプ大統領の「米朝会議は中止になるかもしれない」というツイートが5月22日に報道されたわけです。そうなると、ヘッジファンドなど米朝会談にネガティブなニュースを待っていた投資家が当然売ってくるでしょう。実際、ドル円相場は23日には長い陰線をつけ、力強い下げを演じました。これこそ今井先生の解説された3つの要因が揃った好例ではないでしょうか。正直言うと、ここで買いポジションをホールドされていたというFさんの心理が、僕にはあまり理解できませんが。

Fさん

えーと、まとめると、FXにおけるテクニカル派とファンダメンタルズ派の論争はあまり意味がないということですよね。

X君

130円台をキープしていたユーロ円では、22日に128円台に、さらにイタリア政局不安で29日には125円台まで下げました。この下げも、チャートが下げ基調と読めたところに、このニュースが飛び込んできたので、待ってましたとばかりにヘッジファンドが仕掛けて、不安になった個人が投げたという構図でしょうか?この場合は順番としてはチャート、ファンダメンタルズ、行動心理になるのでしょうか?いずれにせよ、今井先生のおっしゃる通りの展開でしたね。

Fさん

ここで重要なのは、イタリアの政局不安が本当に心配すべきかではなく、それをヘッジファンドなどの投資家がどう捉えるかですよね。自分はアナリストのようにニュースを集めて分析し、イタリアのユーロ離脱など可能性が非常に低い、だからここは買いだとなってしまっていました。しかし、それは中長期の話であり、短期では売りなのですよね。「みなが売るから、売る」というまさに人間の群集心理だけの話で、FXではそちらの方が重要ということ。それがようやく理解できたのが、「FXの秘訣は行動心理学(行動経済学)」で出てきたシカゴの先物取引所の例を読んだときでした!

 

実は、6月8日の金曜日にG7が関税問題でもめる事を確信しドル円を109円台半ばで売りで入りました。金曜夜は予想通り下がったのでチャートも弱気転換となり、週末にはG7も決裂、「保護主義と戦っていく」という首脳宣言を採択したにもかかわらず、米朝会談のため途中退席していたトランプ大統領が首脳宣言を承認しないとツイートし、さらに米国家通商会議(NTC)のナヴァロ委員長が主催国カナダのトルドー大統領を、“there’s a special place in hell”(地獄に特別な場所が用意されている)と侮辱するなど、日本人にはピンとこないかもしれませんが、キリスト教国である他の6つの国の国民からするとありえない発言をしました。貿易戦争が本格化するとBBCやCNNなどでは大騒ぎとなり、日本の評論家でさえリスクオフの円高と株安を予想しました。ファンダメンタルズとテクニカルからの分析では自分の行動は間違っていなかったと思っています。

 

ところが、11日月曜日の日本時間になるとドル円は109円40銭台から80銭台に急伸しました。米朝会談が上手くいくというシナリオを描いた欧米系の短期筋が日経平均株価先物とドル円を大量に購入し、慌てた個人も追随したという話らしいです。G7には反応しないけれど、北朝鮮問題には反応する日本の個人投資家(ミセスワタナベ)の習性をヘッジファンドが読んで仕掛けたということです。会談が行われた12日には5月23日以来の110円台半ばまで上昇しましたよね。G7で貿易戦争懸念が再燃し、米朝会談後はSell the fact(事実で売れ)なのでドル円はさらに下がるのではと考えていたのですが、ヘッジファンドの心理を全く読めてなかったです。Buy the rumor(噂で買う)はすでに相当織り込まれていたので、今更と思っていたのですが、ヘッジファンドが無理やりブル市場を作り出したということでしょうか?X君は以前、日本人は北朝鮮問題に敏感だと指摘していたわけなので、私のようなことにはならなかったでしょうが。

結局、FXでは、テクニカルやファンダメンタルズよりも、行動心理が重要なのだと気づかされました。上がるから買う、買うから上がるんですよね。

X君

はい、というか僕はFさんのようにそこまで相場を見ていなかったので、そんな状況だったなんて全く知りませんでした。ただ、あの週は12日に米朝会談、13日にFOMC、14日にECBの政策決定会議と重要なイベントが連続してありました。FX相場がどちらに転ぶか予想できなかったので、ポジションは持たないようにしていました。

 

Fさんの5月22日のFXでの失敗は、頭では理解できたけれど体が理解できていなかった、今回は、テクニカルとファンダメンタルズの分析は正しかったけれど、ヘッジファンドの心理を読めなかったということですね。異なる理由なので、仕方ないですよ。頑張りましょう!だけど、「休むも相場」についてはまだ頭でも理解できていないような気がしますけど・・・・。まず、ポジポジ病を治しましょう!

Fさん

はい、それがまず最初ですね!・・・・・。確かに、言われてみると、あの週にFXのポジションを持ったのはギャンブルですよね〜。

それと、やはり私に欠けているのは、我慢ですね。トランプ大統領による、先週の500億ドルに続き中国へ2000億ドルもの追加関税を発動するとの発表で、6月19日にはドル円は109円台半ばにまで下落しました。初志貫徹でずーとホールドしていれば、良かったわけです。今井先生が「FXトレードでは最初のプランを遵守する」で後述されていますが、FXトレードでは「最初のシナリオを途中で変えるな!」という戒めを破ってしまったということですね。自業自得というか、自業地獄になっちゃいました・・・・・。