1. FXを始める前にまず知っておきたい外国為替についてと2. FXの基礎となる為替市場の仕組みと為替レートの感想と解説

1. FXを始める前にまず知っておきたい外国為替についてと2. FXの基礎となる為替市場の仕組みと為替レートの感想と解説

登場人物

Fさん:この人と反対に行動すれば儲かると重宝されている?いわゆる「曲がり屋」。FXの投資歴は10年以上、MBAホルダーでファンダメンタルズにも造詣が深いが、“10年間勝ちなし”のベテランFX投資家

X君:投資歴は浅いが、元ディーラーなど専門家の書籍のみを厳選して読み、その手法を取り入れることで、“3年間負けなし”の若手FX投資家。Fさんとは、某社主催のFXセミナーで出会った。


Fさん

FXを始める前に是非身につけておきたい精神論のような序章が終了し、遂に実践論である第1章が始まりました!ただし、第1章は今井先生が初心者向けに書かれているので、解説をあまり必要としない項もあるようです。従って、いくつかの項をまとめる場合もあり、今回は第1項と第2項の解説と感想となります。

 

まずは、最初の項ですが、私たちの生活は知らず知らずの間に為替(FX)レートに影響を受けているというお話ですね。しかし、現在の日本では長い間デフレが続いていて、円安による輸入物価上昇の影響が相殺され、私には物価高の影響があまり感じられません。強いて言えば、原油高の影響で最近ガソリンが値上がりしているのが辛いなという程度でしょうか?X君はいかがですか?

X君

はい、F さんのおっしゃる通りで、僕もあまり為替の影響は感じません。スーパーで野菜を買うこともないし、車にも乗らないので。旅行や出張で海外に行く機会が多ければ感じるのかもしれませんが、あまりそういうこともないですしね〜。

Fさん

そうですよね。子供の頃にオイルショックというのがあり、トイレットペーパー買い占め騒動が起きて、スーパーからトイレットペーパーなくなったというニュースを朧げに覚えているのですが、今では想像もできませんよね。

騒動が起きたのが10月末ということなので灯油が買い占められるのなら理解できるのですが、なぜ石油と関係なく木材であるパルプを原料とするトイレットペーパーが買い占められたのか全く理解できません。これが序章で今井先生が述べていた行動心理学なのでしょうね。「無くなるからさらに買う、買うからさらに無くなる」というところでしょうか。

X君

確かに!行動心理学はFX以外にも当てはまりますよね〜。流行とかもそうですよね、元々そんなに興味がないのに、みんなが話題にするから自分もみたいな。今度ディズニーシーにアトラクションが出来るという記事で思い出したんですけど、アナ雪とかも映画は別にそんな好きじゃなくてもこれは見なくちゃヤバイという感じになっていましたよね。最近なら、サッカーは普段は見ないけど、4年に1度のワールドカップでは日本代表応援しなくちゃみたいな。「観るからさらに流行る、流行るからさらに観る」。

Fさん

そういえば「アナ雪」観てないです。ヤバイって言われそうですね(笑)。

次の項では、外貨預金などFXだけでなく、外国為替商品全般について解説されています。その中で、FXの取引レートがインターバンク市場というプロである銀行同士の取引レートとほぼ変わらないと書かれていますが、確かにそうですよね。海外旅行に行くときに空港の銀行でドルやユーロなどの外貨に両替をしますが、実際のレートよりも2円も3円も悪いレートで交換させられることになり、閉口してしまいます。

X君

ですよね〜。僕が使っているFX会社ではどの会社でも、買いと売りの差であるスプレッドはドル円の場合、1円どころか1銭もないです。手数料だけで考えると、FXって個人投資家にとって本当に有利な商品ですよね。

Fさん

私が10年前にFXを始めた時は、もっとスプレッドが大きかった記憶があります。今始める人はラッキーですよね!

次に為替(FX)レートを動かす要因について述べられていますが、まず金利については、金利差は為替に影響を与えるとあります。しかし、金利が話題になるのはアメリカの金融政策や政治や経済など他の話題がない時だというのも、ようやく分かってきました。金利差だけを考慮すると、アメリカの金利が2018年6月のFOMCで2%となり日米金利差が2%になったので資金をドル預金に回す方が増えてドル高が進むとなるわけですが、これだけトランプ大統領がかき回してくれると、リスクオフでむしろ円高方向だとも考えられますよね。

X君

はい、米中どころか同盟国であるEU、カナダ、日本との貿易摩擦を引き起こし、収束するどころか貿易戦争かと言われるようになっている状況では、ドルを買いづらいですよね。中国の上海株が米中貿易摩擦の激化で大台の3000ポイントを割り込み、2年ぶりの安値をつけたという記事も気になります。だけど、金利差以外にも、アメリカ経済が強いというドル安要因もあるので、ドル円相場はボックス相場が続くのではないのでしょうか?

Fさん

なるほど、リスクオフでは、円とスイスフラン以外の通貨に対してはドルは買われるわけなので、相殺されて、そんなに円高が進みそうもないですよね。

そうなると、豪ドルは金利が1.75%ですからアメリカに遂に抜かれたわけだし、鉄鉱石などオーストラリアにとって最大の輸出先である中国がトランプ大統領による貿易摩擦の窮地にあるので、豪ドル安でしょうかね?序章でせっかっくFXではレンジ相場はできるだけ避けた方がいいと学んだわけですから、トレンド相場になりそうな豪ドルのトレードに初挑戦するべきなのでしょうか?

中国は世界一の輸出国なので、貿易摩擦が激化すると困るのはアメリカよりも中国だとトランプ大統領は見ているのかもしれないですね。株も米国株よりも中国株が下がっていますし、我慢比べはアメリカの勝利に終わると。だからトランプ大統領はここまで強気なのではないかという見方もできますよね?人気取りを考える大統領がこれほどまでに頑張るというのは市場も想定外だったのでしょう。ダウが2018年6月21日まで8日連続で下げたのには驚かされました。まあ、ドル円には影響がなかったので今回は助かりましたが。

X君

ファンダメンタルズは突発的な要因によって変化するので、中期的な予測はFXでは意味がないという今井先生の解説もありましたが、こうした議論をしているとよく理解できますよね。1年後の為替(FX)レートが誰にも予測できないという話は、トランプ大統領のおかげで、もうどなたでも賛成されるのではないでしょうか(笑)。

そもそも、年末年始の株やFXの相場予測とかが当たることって、確かにあまり当たりませんよね。1年どころか半年でも難しいような。確かドル円では今年は円安と予想されていたはずが、どちらかというと円高ですよね。ユーロ円など150円を目指すという予想だったのが、6月26日現在では130円を切っていますよね。

だから、数日から数週間、どんなに長くても数ヶ月のスイングトレードがやはりFXには合っているのではないでしょうか。株では数年も塩漬けにしているとか聞いたことがありますけど、同じ投資でもやはり手法が異なるのでしょうね。

Fさん

はい!その辺については今井先生が後の章で詳しく解説してくれますよ!