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有事のドル買い(有事のドル高)

英語には当てはまる言葉はありません。1990年代まで株や為替(FX)の相場関係者に用いられた相場格言の一つです。戦争や天災などの有事の際には、基軸通貨であるドルを買うのがセオリーだというものです。

 

実際、過去にはイラクのクウェート進行や中国の天安門事件の際には、ドル買いが起こりました。しかし、今井先生が第2章以降の本文で詳細に解説されていますが、9.11として知られる2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降は、有事のドル買いはあまり聞かれなくなりました。アメリカ本土が攻撃されたことにより、その通貨であるドルの信用も落ちたということでしょう。現在では、有事の際にはスイスフランや円が買われることが多いようです。しかし、2018年5月以降にはリスクオフ時にもドルがなかなか崩れない状況が続いています。有事のドル高が蘇ったかのようです。
 
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