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FXで勝ち続けるために精神力を高めるの用語-第2章-

FXで勝ち続けるために精神力を高めるの用語-第2章-

米国雇用統計

英語ではCurrent Employment Statistics。アメリカ労働省の統計期間により通常毎週金曜日に発表される米国のみならず世界で最も注目される経済指標です。失業率、労働時間、賃金など雇用に関する様々な指標が発表されます。。

このうちFX市場で最も大事な指標は非農業部門雇用者数です。農業以外の職業への従事者がどの程度職につけているかを示すもので、前月比の変動数に注目が集まります。最近は完全雇用に近づいているためインフレへの関心が強く、非農業部門時間当たり賃金が注目されています。通常は市場予測よりよければドル高、悪ければドル安となります。

しかし、市場は色々な解釈をするので、非農業部門雇用者数の伸び率が高くドルが上昇したと思ったら、その後の失業率が悪かったので下落するなど乱高下することが多いので気をつけましょう。特にセオリーと逆のご自分の予想と異なる動きをして熱くなると高値買い、その後下がって底値売りとかにもなりかねません。発表からしばらく経ってトレンドが見えてきてから動くことをオススメします。

バイオリズム

英語ではbiorhythmで、そのまま日本語になりました。精神や肉体のの好不調を単純な周期で説明しようというものです。19世紀後半にドイツで提唱され、アメリカで1970年代に流行したものが日本にも伝わったようです。誰でも耳にしたことはありますよね?と思っていたのですが、X君は知らなかったですし、どうも昭和の都市伝説の一つのようです。

正確には心理面、肉体面、感情面の3つの面における能力発揮に、この周期的リズムが影響を与えるという理論です。バイオリズムの提唱者は、我々の生活はこの3つの周期に支配されていると主張されていますが、科学的根拠は立証されていません。

通常のバイオリズム理論ではこの心理面、肉体面、感情面という3つを用いていて、肉体リズムは23日、感情リズムは28日、知性リズムは33日の周期をもつとされています。ちなみに、感情リズムの28日というのは女性の生理期間と同じだということです。この3つの波はサインカーブのようにボトムからピーク、ピークからボトムををそれぞれの周期で繰り返すわけですが、このカーブは+100%からー100%の間を変動します。ゼロとなる時期が好調期と不調期の入れ替わりの時期なので不安的になり、注意が必要とされてます。しかし、基本的にはプラスが好調期間、マイナスが不調期間となります。

相場感相馬勘など、FXに限らず相場には理論では科学的に証明できないことが多いです。このバイオリズムをFX投資に生かして、絶頂期には大きく勝負に出て、不調期にはポジションを少なくするとかポジションを持たないなどの手法を試してみるのもありかもしれませんね。

FX 騙し(ダマシ)

英語ではfake outです。株や為替などのテクニカル分析の中でも特にFXで使われる用語です。相場がサポートラインレジスタンスラインボリンジャーバンドなどをブレイクしたといったシグナルが出たためにエントリーしたところ、相場が予想と反対の動きをするというものです。騙された〜となるため、日本では騙しと呼ばれています。

騙しはプロを含めた多くのトレーダーが重要なポイントと思っている場所をブレイクしたことになるため、参加者が多く、動きが加速化し大きな損失に繋がることが多いです。また、今井先生が後述されていますが、CTAなどのプロの投資家が使用している大規模な自動売買プログラムがこうしたチャート上の重要ポイントを狙っているため、以前よりダマシが増えているとのことです。

FX初心者はもちろん、せっかくチャートを読めるようになったと自信をつけた中級者も騙しには多く引っかかることになります。必ず逆指値注文を入れる習慣をつける、入れていないときは反対に動いた場合はこれは騙しだと考え、すぐに損切りして手仕舞いをするように心がけましょう!すぐに勇気を持ってクローズできるかどうかが運命の別れ道です!

CTA

ヘッジファンドの一種で、英語のCommodity Trading Advisorの略です。直訳すると商品取引アドバイザーとなり、元々は穀物や原油、貴金属など商品先物専門の運用業者でしたが、現在では運用先の幅を広げ、商品だけでなく、株式、債券、FXなども扱っています。

MITなど理数系一流大学出身の“天才”が、統計学や金融工学に基づき、独自に開発した自動売買プログラムに基づいて、24時間365日休まずに売買を行う、いわゆるアルゴリズム取引を行なっています。彼ら数字の専門家が、過去の価格の動きから株式や為替(FX)市場の癖のようなある一定のトレンドを見つけ出し、そのトレンドに応じた投資を行い、収益をあげるわけです。したがって、投資手法は、トレンドフォロー型(順張り)が基本です。

CTAが注目されるきかっけとなったのが、2008年のリーマン・ショックです。当初はアメリカのローカルな問題と捉えられていましたが世界金融危機に発展、日経平均がわずか1ヶ月で半値以下、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500は2008年通年で前年比37%も下落、それまで大きな利益を挙げ続けてきたヘッジファンドも軒並み大きな損失を計上しました。しかし、こうした環境下で、バークレイズ・インデックス(Barclay Discretionary Traders Index)のようなCTAによる指数は、10%以上も上昇しました。人間の手を介さず、自動売買プログラムによったCTAのアルゴリズム取引手法が、リーマン・ショックのようなマーケットがパニックを起こしていた状況では有効だった、ということです。

その後、CTAの運用額は増え続け、2011年には約3兆5千億円(320億ドル、バークレイズ調べ)だったのが、2014年には約21兆円(1900億ドル、ユーレカヘッジ調べ)と急成長を続けています。マーケットでも最も注目される存在となっています。

NEC(米国国家経済会議)

英語のNational Economic Counciの略です。経済政策を立案し、大統領に助言するという非常に重要な機関です。職業柄、委員長は経済学者やウォール街出身者が多いことが特徴です。

クリントン大統領時代に設立された新しい機関ですが、会議には大統領、副大統領をはじめ、国務長官、財務長官、商務長官、農務長官などほとんどの重要閣僚が参加しています。安全保障も考慮するという立場ですので、共産主義国家である中国との貿易摩擦問題ではこのNECのクドロー委員長の発言が取り上げられることが多いわけです。

初代委員長はクリントン政権で財務長官も務めたルービン氏。以降も、同政権で日米半導体摩擦を主導した大統領経済諮問委員会委員長も務めたタイソン女史、オバマ政権で財務長官を務めたサマーズ氏などの錚々たる顔ぶれが並んでいます。経済摩擦を引き起こしている?トランプ政権においてはNTSCと共に今後も話題に上ることが多いでしょう。

パレートの法則

英語ではPareto Principalです。80:20の法則というものです。多くの現象において、およそ80%の結果は20%のことに直接の原因があるという理論です。イタリアの経済学者パレートが80%のイタリアの土地は20%の人に所有されていると述べたことからパレートの法則と呼ばれているそうです。

イギリスのコンサルタントによる”80%の売上は20%の顧客からなる”などのビジネスや生活でのいくつものパレートの法則の例を挙げた「80/20の法則」という本が出版され、ビジネスでの世界で有名になりました

この法則はビジネスの世界だけでなく、ソフトウェア、スポーツ、数学など多くの分野でも当てはまるそうです。今井先生のおっしゃるようにFXでも成り立つ法則なのでしょうね。

ゼロサムゲーム

英語ではZero-sum gameで、そのまま日本語になりました。ゲームにおいてある人物の収益は他の人物の損失に一致し、足すとゼロになるという理論です。

ゲームが行われるフィールドのサイズは決まっているので、うまく交渉しても大きくなることはありません。あらかじめ決定された範囲の中で参加者が競い合うことになります

ゼロサムゲームとして代表的なものはポーカーや競馬などのギャンブル、そしてFXです。

株式はゼロサムゲームだと勘違いしている方が多いようですが、ゼロサムゲームではありません。相場だけ見ればゼロサムゲームに見えますが、企業価値が存在するからです。上昇すれば皆が儲け、下落すれば皆が損をするのが原則です。

ブル市場では企業価値は増加し、給与が上がり、雇用が増え、収入も貯蓄も増え、さらなる投資へという好循環に繋がっていきます経済力、国力が増加していくわけです。ベアマーケットはその逆です。つまり、ブルマーケットではWin-Winであり、皆がハッピーなわけです。ブル市場がマーケットで好まれるのはこのためです。ウォール街に設置されているのは熊ではなく雄牛の銅像であることもうなづけるでしょう

ベアマーケットではLose-Loseの状況です、もちろん空売りを仕掛ける投機家を除いての話ですが反対にFXでは、ドル円が上がっても下がっても、利益をあげる人はいるし、損失を出す人もいるということで、ゼロサムゲームだとなります。

ちなみに、二人の人物のゼロサムゲームが、行動心理学や社会心理学の影響を受けながら、発展していった学問がゲーム理論です。複数の人物が相互に関わる際の意思決定の戦略を数学を用いたモデルで解明するというものです。「囚人のジレンマ」というケースが有名でMBAではお馴染みの理論です

適温相場(ゴロディロックス相場)

英語ではGoldilocks economyという言い方が多いようです。たまに見受けられるGoldilocks marketという言葉をそのまま日本語にしたゴルディロックス相場とも呼ばれています。「3匹のくま」という童話に出てくるゴルディロックスという金髪の少女が3匹の熊に出会います(ちなみに元々の話では主人公は老婆だったのが、子供に好かれる少女に変化していき、ゴルディロックスという名前をあてがわれたのは1918年ということです)3匹はそれぞれのポリッジという朝食に出てくるシリアル、椅子、ベッドを持っていました。その3種類のポリッジのうち、少女が熱すぎず、冷たすぎない、ちょうどいい熱さのポリッジを選んだということから生まれたのがゴルディロックスの法則(英語ではGoldilocks principle)です。複雑すぎてもダメで簡単すぎてもイケない、ちょうどいいのが一番という意味で、パレートの法則同様に、心理学、天文学、経済学などで多くの分野で事例が挙げられています

Goldilocks economyはこの童話から、熱すぎず、冷たすぎもしない、低インフレで適度な経済成長を伴った市場に優しい経済状況を指しています。そこから転じて、適温相場は損失を与えるような大きは変動はなく、バブルのように過熱することもなく、投資家に小さいが着実な収益を与える適度な成長を伴った市場のことを意味するようです。

適温経済においては、市場はリスクオンとなり、資金は安全資産からリスク資産へ、先進国からエマージングマーケットへと流れていきます。リーマンショック後の2009年から2017年まで続いた適温相場は、2018年2月の米国株の暴落で遂に終わりを告げたのかという声が上がり始めました。そのため、2018年はボラティリティの高い相場になっていますので、初心者の方は気をつけましょう!

ジャクソンホール会議

英語ではJackson Hole Economic Policy Symposiumです。毎年8月後半にFRBを構成する12の連邦準備銀行の一つであるカンザズ・シティ連銀が開催する経済政策シンポジウムのことです。ちなみに、カンザス・シティはカンザス州にもまたがっていますが主要部分はミザーリ州に属し、カンザズ・シティ連銀もミズーリ州に本拠を構えています。そして、開催地のジャクソンホールがワイオミング州であるのは、前述の二つの州やコロラド州などと並んでワイオミング州もカンザズ・シティ連銀の管轄地の一つであるためです。また、英語をよく読めば気づかれると思いますが、ジャクソンホールはニューヨークの音楽の殿堂であるカーネギーホールのようにカーネギー氏の名を冠した多目的ホールではなく、地名です。色々と紛らわしいですよね。

この会議には、FRBのメンバーだけでなく、ECBBOE、日銀など主要国の中央銀行の総裁や副総裁、著名なエコノミストや市場関係者が出席する非常に重要なイベントです。世界経済動向や金融政策について話し合いが行われ、特に FRB総裁を筆頭に主要国中央銀行総裁の講演が注目されます。最近では2016年のイエレン議長の発言をタカ派への変節と市場が解釈し、相場が動くこともありました。18年のパウエル議長の講演は穏やかな利上げの継続というもので市場へのインパクトは軽微でした。

FX 往復ビンタ

英語ではぴったりな適当な表現がありません。ビンタはslapですが直訳だとslap on both cheeksとなりますが、検索して出てくるのはslapped cheek syndrom、いわゆるりんご病の結果ばかりです。そもそも、欧米ではピンタは1回が基本のようです。強いていうと、backhanded slap after open palmed slapまたはスラングですが、一番近いイメージなのはpimp slap after bitch slapでしょうか?pimpはあまりいい意味でない男性を指すスラングでpimp slapは手の甲でのビンタ、bitchはハリウッド映画なのでご存知でしょうが、やはりあまり良くない女性をさすスラングでbitch slapは通常の手の平でのビンタのことです。手の平での平手打ちは女性が使うイメージが強いのとダメージが小さいこと、手の甲ででの平手打ちは男性がよく使い、ダメージも大きいことが理由です。

FXでは保有するポジションと逆に相場が動いたたためドテンをしたところ、今度もまた逆に動いて、2度損切りをさせられることをいいます。例えば売りポジション保有の際の急激なブルマーケットとなり踏まれて耐えきれなくなり手仕舞いをし、この流れに乗ろうと買いポジションを持つと、今度は流れが逆行しベアマーケットに転じたので、買いポジションも損切りをさせられるという意味で使います。

原因はエントリーポジションがいい加減、損切りレベルの設定が狭すぎる(100pips以下)、相場感がないなどが考えられます。今井先生のおっしゃるように、自己資金と相談して余裕を持った逆指値を設定して、トレンドがファンダでもテクニカルでも確認できた時のみエントリーする習慣を身につけましょう!

FX 踏み上げ

英語ではshort squeezeです。shortは売り、squeezeはジュースなどを絞る、という意味です。そこから相場の世界では、short squeeze out、売り方が相場から締め出されるという意味に転じました。もともと、商品の先物取引や株の信用取引で用いられていた用語です。大量に売り建ててられていた金などの商品や株式の銘柄が予想に反して急騰すると、売り方の投資家が、通常は損切りとなりますが、手仕舞いの買い戻しを行う(これを踏むといいます)ことでさらに相場が上昇することを指します。「踏まれる」とも呼ばれます投げ売りの対義語として使われています

FXでも同じ意味で使われます。通常は相場の転換点で起きるわけですが、近年はCTAのおかげ?で騙しの場合も多いわけです。しかし、プロの投資家は損失を限定するためにストップ・ロス・オーダーを入れているので、騙しであろうと、踏み上げは起きることになります。

踏まれて損切りしないためには、やはり余裕を持って少なくとも100pips以上離れたポイントにストップ・ロス・オーダーを置くことが必要でしょう。

FX 投げ売り

英語ではdistressed saleです。distressed は悲嘆するという意味です。危急の事態のために、土地や絵画やアンティーク、株などの資産をその価値よりも非常に低い価格で投げるように手放すことから名付けられました。売り手が緊急に資金が必要なことを利用して、買い手が買い叩くこととなります。これも、英語と比べて日本人の感性の素晴らしさが理解できる言葉ですよね。

ここから転じて、日本の投資の世界では、相場が暴落したなどの理由で、経済的または精神的に耐えられなり、買値よりもかなり安い価格で株や通貨ペアなどを手放すという意味で使われています。踏み上げの対義語として使われています。

投げ売りにならないように、エントリーポイントをしっかり見極め、少なめの資金で余裕を持った逆指値注文を必ず入れるようにしましょう。

FX スクエア(FX フラット)

英語ではsquare positionです。squareは家の広さを表す平方メートルをスクエアメートルと呼ぶように元々は正方形のことを指します。そこから転じて、まっすぐな、正直な、公平な、という意味もあります。そこからFX世界ではポジションが偏っていないという意味になりました。

そういうわけで英語では、ポジションを持っていないこと、ノーポジも同じsquare positionと呼ばれていますが、日本では同じボリュームで両建てにして、収益に影響がなくなるようにすることはスクエアと呼ばれ、ノーポジとは呼びません。

同義語にフラットがありますが、フラットは平らにするという意味ですので、ポジションを偏りを無くすということを指すようになりました。どちらに相場が動くかわからなくなった時は投げ売りしたり踏み上げられないようにポジションをスクエアにすることを心がけましょう!

ステルス・テーパリング

英語ではstealth repatoriationで、そのまま日本語になりました。ステルスはレーダーに捕捉されないステルス戦闘機で有名になったステルスのことで、隠れて、こっそりとという意味です。テーパリングはすでに解説済みです。

つまり、中央銀行が公式の発表をせずにひそかにQEの縮小を行うことです。日銀は2018年7月31日の金融政策会合でQEを続けると発表しましたが、実はすでにステルス・テーパリングを実施しているという噂が上がっています。その根拠は、過去に為替操作国に認定された歴史があり、円高への為替介入を行ってきた実績を持つ日本が、同じ同盟国であり、為替介入は行わない姿勢で知られるEUが、中国と共に為替操作国としてトランプ大統領に批判されたにもかかわらず日本がされなかったのは9月の自民党総裁選に臨む安倍首相を慮ってのものだというものです。ETF買入政策では買入額の減少に動いているとの見方もあります。

もし本当だとすると、円高要因となるわけですので、ミセスワタナベも注目すべき用語となってきました。

ポピュリズム(ポピュリスト)

英語ではpopulismで、そのまま日本語になりました。ポピュリズムの指導者や信奉者がポピュリスト(populist)です。一般大衆の不安や恐れ、願望を利用して人気を取るという政治思想です。大衆迎合主義とも呼ばれます。日本では小泉元首相や小池都知事がポピュリズムで成功した政治家とされているようです。

海外では、既存の政治への不満を持つ大衆を味方にして勝利したアメリカのトランプ大統領が代表的なポピュリストです。また、アフリカからの移民問題を過剰に問題視して人気を獲得したヨーロッパの右翼政党・政治家もポピュリストと言えるでしょう。フランスでは親子2代に渡って移民排斥を掲げる極右の国民戦線党首であるルペン氏、イタリアの新政権を率いるポピュリズム政党「五つ星運動」の党首コンテ氏、ブレグジットを引き起こした張本人の一人であるイギリスの元ロンドン市長で前外相のジョンソン氏などが有名です。

ポピュリストは大衆の人気取りのために過激な発言をすることがよくあります。トランプ大統領のツイートでお馴染みになりましたが、イタリアやフランスのポピュリズム政治家の発言はユーロに、イギリスの政治家の発言はブレグジットに揺れるポンドに影響するわけですから、FXトレーダーはその言動への注目が必要です。

ショートとロング

英語ではshort(position)とlong(position)です。ショートが売りで、ロングが買いのことです。そのまま日本語になりました。英語ではpositionをつける場合もあるので、日本語でもそれぞれ売り持ち、買い持ちと呼ばれることもあります。

ショートは売りでエントリーし、買いでエグジットするわけで、その差が利益または損失となります。ロングはその逆で買いで入って、売りで手仕舞うこととなります。また、相場の動きが早い(目標への到達スピードが短い)ので売りがショート、遅い(目標への到達スピードが長い)ので買いがロングと言われています。

今井先生が後述されていますが、売りによる下落の方が買いによる上昇よりも早く手っ取り早く利益を上げられるので、プロの為替(FX)ディーラーはショートをロングよりも好むとのことです。

アノマリー

英語ではanomalyです。aが名詞形につくのは反対のという意味です。例えばatypical Japaneseというと普通ではない、典型的ではない日本人という意味になります。発音はエーティピカルですので、普通の日本人の方は自分を紹介する時にはa typical Japaneseなのでaをアと発音しましょうエイと発音するとatypicalとなり、逆の意味になってしまいます!

nomalは日本語にもなっているように普通の、正常のという意味ですから、anomalyは例外の、異常なという意味になりますのことです。そこから転じて、既存の法則や理論からは説明できない異常な事象や超常現象を指すようになりました。

行動経済学では、ここから、科学的根拠はないのだがなぜか人間の行動心理により実際によく起きる季節性のある経験則のことをいいます。株式市場では多くの格言があります。アメリカでは5月に売れというsell in May、日本では2月初頭が高く3月が安いという節分天井彼岸底などがあるので、万国共通のようですね。決算による売却で12月が底で1月に株価が上昇するアメリカのJanuary effectと、日本の4月からの新年度買いもこれに含まれるでしょう。

 FXでは、やはりGWやお盆休みに短期筋に狙われて円高になるという印象が一番強いですよね。

ロンドン・フィキシング(ロンドン・フィックス)

英語ではLondon spot  fixです。元来は金・銀・プラチナ・パラディウムという貴金属のその日の価格を世界一の流通市場であるロンドンで決定する取引時間を指します。貴金属取引の決済通貨はドルであり、それを元に世界中の機関投資家が指標にしていその日の各通貨ペアのインターバンクレートが決定されます東京仲値のグローバル版といえば分かりやすいでしょうか。

ロンドン時間の16時、日本時間では翌日深夜1時(夏時間は深夜0時)に決定されることから、日本では「ロンドン4時為替」ともいわれています。日本では年金を中心とした機関投資家が重要な取引指標としています。

大量の為替(FX)取引が瞬時に行われ、16時(日本時間の翌日深夜1時、夏時間は深夜0時)直前から不穏な動きとなり、思わぬ上下変動が見られることも珍しくありません。概してロンドンフィックスは、日本から見れば外貨買いの動きになりやすい傾向があります。ドル円、クロス円が円安になるケースが多くなります

ただし、毎回こう動くとは限りません。機関投資家は月末にグローバルに、リバランスというポートフォリオの組入れ比率の調整をします。外貨資産がふくらんだ部分は円に戻す動きをしますので、通貨ペア次第では外貨売りの動きも多くなります

月末のロンドンフィックスは、外貨買いと決めつけて取引することは、やめたほうが賢明でしょう。特に、日本の投資家によるレパトリが想定される3月1日深夜のロンドンフィックスは、通常と異なり円高になるケースも多いので外貨買いは控えましょう!

東京仲値

英語ではTokyo  TTM(telegraphic transfer middle rate)です。東京時間の9時55分に決定される対顧客取引のベースとなるレートです。顧客が円を外貨に換える場合のTTS(telegraphic transfer selling rate)と外貨を円に換える場合のTTB(telegraphic transfer buying rate)の中間値となります。その差額が銀行の手数料となります。

取引の中心はドル円で、月曜日、5と10のつく日(五十日)、月末はドル買いの量が多くなりがちです。特に月末の仲値は、新規外貨建て投資信託の設定が月末に集中していることから大きく動くことが多いです。

ロンドンフィックス同様、東京仲値に近づく手前で少しずつドル買いをし、仲値の決定時間やその直後の値が上がったところで売り抜ける戦略をとる個人投資家が存在しますレバレッジをあげた超短期売買をしているようです。しかし、ロンドン・フィックスの解説にも書きましたが、これもあくまでアノマリーで毎回ドル高に動くわけではありません。レベレッジは抑えめにするよう注意しましょう!

オポチュニティー・ロス(機会損失)

これも和製英語です。日本語では機会損失ですから、そこから生まれた言葉だと思われます。英語では実はopportunity lossではなく、opportunity costです。元々はビジネス用語で、収益の機会を見逃してしまうことを指します。

FXでは今井先生が繰り返し述べているように、せっかく相場が暴落や暴騰しても、ポジポジ病で損失を出していたり、キャッシュ・マネジメントができていない、または決断できなくて、むざむざエントリーのチャンスを逃して指をくわえて眺めているだけということになってしまいます。これは、大きな利益を獲得する1年に1度あるかないかのチャンスを逃がすことになり、大きな損失を出したことと同じぐらいの損失です。そういう意味で英語ではコストと言います。

機会損失は大きな損失を出すことと同じぐらい重要だと考え、逆指値注文を必ず入れる、ファンダメンタルズテクニカル行動心理学の少なくとも2つが揃ったときだけエントリーするなど、キャッシュマネジメントを徹底しましょう!

五十日(ゴトー日)

ごとおびを読みます。毎月5日・15日・25日の5がつく日と、10日・20日・30日の10がつく日、または31日の月末日のことです。

日本では明治か昭和か知りませんが、かねてより企業が決済を行う日となっています。ボーナスや給与もこの五十日に支払われますよね?そのために、企業の車により渋滞が起きると言われています。しかし、現在はオンライン決済が多いですし、都市伝説っぽいのですが、確かに今日は混んでいるなと思うと五十日のことが多いです。不思議ですよね、あまり根拠がないのに存在する、バイオリズムのようなものでしょうか?

この五十日の東京仲値は大きく動くことが多いので、FXトレーダーの方もカレンダーに東京仲値を入れておくといいかもしれません。時間はそれより前の9時半ぐらいにしておけばいいでしょうか?

FX プロキシー

代理という意味の英語のproxyに由来します。FXでは、流動性が少なくポジションを持ちたい通貨が手に入らないときに代わりに他の類似した通貨のポジションを持つことを指します。これも和製英語だと思われます。

最近では、トルコが犠牲祭で8月21日から24日まで市場が休場となりトルコリラの流動性がなくなるため、代わりにたのエマージング通貨が売られるのではと噂となりました。実際トランプ大統領のツイートもあり南アフリカランドが売られる場面もありました。また、豪ドルが8月にインドネシアルピアと同じ率の3%もドルに対して下げたのも、豪州の銀行が住宅ローン金利を引き上げた、中国経済との結びつきが強く米中貿易摩擦の影響を受けただけではなく、貿易などで結びつきが強い流通量の少ないこれらアジアのエマージング通貨のプロキシーとなったためとも言われています。

このようにエマージング市場の混乱が続くと一見何も関係のない豪ドルが今以上に下げる可能性があるわけですが、これは一例にすぎません。プロキシーという用語は是非とも覚えてください

米中貿易摩擦

英語では2018 China-U.S. trade war。トランプ大統領が同盟国であるカナダ、EU、日本を含む多くのの国が貿易により不当な利益を得ていると訴えたことから始まった2018年の貿易摩擦問題。EUなど7カ国を除き3月から発動していた鉄鋼・アルミニウムへの関税は、6月にはカナダ、メキシコ、EUに対しても開始されました。さらに大統領はEU自動車関税の引き上げを発表、発動されると、ドイツと日本が一番の影響が及ぶと懸念されていました。しかし、7月25日にトランプ大統領とEUのユンケル委員長が貿易障壁の撤廃に取り組むことで合意、自動車関税問題も先送りされると、米中二国間の貿易摩擦問題へ変貌しました。

背景にあるのは3000億ドルにも届きそうな多額な中国の貿易黒字でした。3月のアメリカの鉄鋼・アルミニウムへの関税引き上げに中国も4月に報復を発表、6月にアメリカが500億ドルの追加関税を発表すると中国も報復を発表、7月には遂に最初に340億ドルが、8月には160億ドル規模の関税引き上げが実施されました。9月にはアメリカが2000億ドルの追加関税実施を発表すると、中国も600億ドルの報復関税を課すとしています。貿易黒字が大きい中国は打つ手がなく報復規模が小さくなったことからか、米国株式市場はブル相場に戻りましたが、中国株式市場は下落基調にあります。

中国への圧力は11月の中間選挙に向けたアピールなのか、それとも中国が発展してきたのは知的財産権の侵害や多額な自国産業への補助金、外資系企業への参入障壁のためで、中国が米国を抜いて世界一のGDP国家となることを許す気は無いというポリシーなのか?トランプ大統領の本心がどこにあるのかを読めない間は、いつこの問題が収束に向かうのかは予想できません。

IMF(国際通貨基金)

International Monetary Fundの略です。1944年のブレトン・ウッズ会議で設立が決定され、1947年に業務を開始した国際機関です。国際金融と為替市場の安定を目的に創立されました。本部はアメリカの首都であるワシントンD.C.にあります。2018年現在加盟国は180カ国以上に及びます。

加盟国の出資割り当て金を原資(日本はアメリカに次ぎ、第二位の拠出国となっています)として、財政収支が異常なほど悪化した主にエマージング市場国に融資を行うことで、国際金融の安定化をはかるわけです。具体的には融資された国の雇用と所得の増大、貿易の促進、為替の安定です。1997年のアジア通貨危機や2010年のギリシャ危機などで大きな役割を果たしました。

Pros and Cons(プロコン)

コンサル用語で、SWOTと共にコンサルタントが作成する資料によく登場します。ラテン語でProsが賛成、Consが反対という意味なので、そこから取られました。一言で表すと、メリット(Pros)とデメリット(Cons)のことです。

ProsとConsを横軸に大項目を縦軸にマトリックス表を作成、ワンページサマリーにして、対象となる会社、製品、プロジェクトなどについての採用の是非を問うという手法です。長所と短所、メリットとデメリット書くより格好いいので、MBAホルダーやコンサルタント会社が使いたがるというだけのものです。

FX 証拠金

FXは外国為替証拠金取引と呼ばれています。商品を購入する際に代金を払うのと同じ理由で、この証拠金をFX口座を開設したFX会社に振り込むことで、初めて選んだ通貨ペアのトレードを行うことができるというわけです。

証拠金にはFX会社に預けている金額を表す受入証拠金ポジションを維持するのに必要は必要証拠金受入証拠金に現在の損益を加味した有効証拠金などがあります。

現在は最低取引は1万通貨からというFX会社が殆どです。1ドル=110円とすると、レバレッジが1倍だと110万円かかります。現在の法律では25倍までのレバレッジが可能ですが、「FX常勝方程式」では5倍程度のローリスクをお勧めしています。5倍ですと110÷5で22万円の証拠金が必要という計算になります。

相場が予想と外れ、しかも大きく変動した場合は必要証拠金が不足します。その場合は追証を差し入れるか、損切りをしなくてはなりません。ミセスワタナベ狩りなどに遭うと、追証を入れる機会も与えられずに強制ロスカットされることも起こります。

証拠金には余裕を持ち、一度の取引での損失を証拠金の2〜3%、最大でも5%などのルールを守り、逆指値注文を必ず入れる習慣を身につけましょう!

Big Picture(ビッグ・ピクチャー)

これは海外のMBAや外資系企業などではおなじみの言葉です。物事の全体像のことを指します。

起承転結を良しとする日本の教育とは異なり、欧米ではまず結論ありきで、その後にその論拠を説明していくという形式をとります。日本企業での経験の後に欧米のMBAに入学したり、外資系企業に移った際に「なんだこれは」と驚くのがこの違いです。

このまず結論ありきの中で最初に提示されるワンページサマリーがビッグ・ピクチャーです。この最初の1ページに今から話すプレゼンの内容を集約して記すわけです。例えばシリコン・ヴァレーで投資家と会う機会があるとまず求められるのが5 minute pitch(最近は1 minute pitchまであるようですが)というものです。多忙な投資家は日本と異なりごまんといる起業家に割く時間がほとんどない為に生まれたものですが、まさに起業するビジネスのビッグピクチャーを5分または1分に集約して説明するというものです。

FXには直接関係ありませんが、欧米人とうまくコミュニケーションを取るためには、まずこのビッグ・ピクチャーを話さないと相手がそのうちイライラし始めるのでご用心を

FX コアポジション

英語のcoreは核という意味です。そこから転じて、FXではスイングトレードにおいて核となる過半数以上のポジションのことを指します。

例えばドル円を105円で10万通貨を買いでエントリーしたとします。ファンダメンタルズや中期のレジスタンスラインなどから109円40銭をエグジットポイントと定めたとします。しかし、相場は107円の短期のレジスタンスラインに跳ね返され、105円から107円のレンジ相場となり、なかなか107円を抜けなくなりました。こうした時に106円90銭などで3万通貨を手仕舞い、この3万通貨は短期で回すことにしました。7万通貨がそのままロングポジションとして残りました。こうした中核となる、過半数より多いポジションのことを指します。

FX上級者になると、必ずこのコアポジションで中期の数百pipsの大きな儲けを狙いながら、残りのポジションでデイトレードも混ぜながら小さな儲けを積み重ねていく戦略を取るそうです。トレンド相場で1度かせいぜい2度のエントリーしかしない方が多数だが、それはアマチュアだという解説も目にしました。押し目で一度クローズしたポジションを再度とったり、アベノミクスのような分かりやすいブル市場の際にはピラミディングで対応するのがプロだということなのでしょう。

FX ピラミディング

英語の pyramidingがそのまま日本語となりました。古代エジプトのピラミッドからきた言葉です。トレンド相場の際に上昇した時点で買い増し(ブル相場の場合、ベア相場なら下落した時点で売り増し)を行うことです。日本語では買い増しとも呼ばれています。利益を増やし、同時に、逆指値ポイントを上げる(ブル相場の場合、ベア相場なら下げる)ことでリスクを減らす手法です。ナンピンの逆の手法となるので、FXでは有効な戦略とされています。

今井先生が詳しく解説されていますが、例えば1ドル=120円で売りで2万通貨でエントリーし、121.5円を逆指値注文を置き、115円をエグジットポイントにしたとしましょう。その後相場は想定通りに下がり118円になりました。この時に最初のポジションの半分の1万通貨を売り増し、それと同時に、逆指値注文を120円に下げたとします。これがピラミッディングです。

相場がその後115円になったとすると、当初の2万通貨分✖️500pipsである1000pipsの利益に300pipsの利益が追加されることになります。反対にその後相場が反転し120円に戻ったとしても、最初のポジションはプラスマイナスゼロですが、後から取ったポジションの200pipsの利益は獲得できることになります。

つまり、ピラミディングは理論上はローリスク・ハイリターンとなるわけです。しかし、アベノミクスのような分かりやすいトレンド相場であることと、逆指値ポイントをずらすことを忘れないことが成功の必須条件であり、必ず儲かるわけではありませんので、念のため。

IF-Done(イフダン)注文

略してIFD注文とも呼ばれています、英語ではif done orderです。直訳のままに、もしそうなったら注文する、という意味です。

例えば、2018年9月4日現在にドル円相場は1ドル=111円50銭です。7月31日には112円をつけていましたが下げ続け、8月21日に110円を割り込みましたが、その後は上げに転じています。こうした動きや過去のチャート形状、つまりテクニカルから現在の短期の相場を110円から112円のレンジ相場と判断できたとしましょう。そこで、まず区切りのいい112円の少し手前の111円90銭で売りでエントリーするという注文を出します。その後110円に向けて下げるが、前回の安値でサポートライン引けて、区切りのいい110円には機関投資家の買いが並んでいると考えました。そのため、その少し上の110円20銭で買い戻してイグジットするという注文を出しましたこれがIF-DONE注文です。もし110円90銭になれば売り注文が確定する、その後予想通りに110円20銭になれば買い戻しの手仕舞い注文が確定するというものです。結果として170pipsの利益を出せることになります。

このようにIFD注文は、ある程度相場の動きを予測できた際に、新規注文と決済注文を自動的に出すことができるので、仕事を持ったサラリーマンの方などには便利な注文方法です。ただし、逆指値注文を出すことができないので、相場が予想と逆に動いた時には、仕事が終わってスマホの画面を見たら蒼ざめるということにもなりかねません。逆指値注文を入れることを習慣化するよう推奨している「FX常勝方程式」では、利益追及のためのIF-Doneは取引はお勧めできません。

そこで損失を最小化する逆指値注文を用いたIFD注文もご紹介します。上記の例と同様に、ドル円相場は1ドル=111円50銭であり、110円から112円のレンジ相場と予想していますが、もっと下に行くこともあると考えているとしましょう。その場合は、利益はできる限り多く獲得したいので、もし110円90銭になったら売るという新規注文を出すのは一緒ですが、110円20銭の決済注文は出さずに代わりに大きなレンジ相場の上限となっている113円がレジスタンスラインとなっているので、その少し上の113円10銭に損切り注文を出すのです。予想と異なり相場が上がり続けても、損失は120pipsに抑えることができるわけです。

この損失を最小化する逆指値注文を用いたIFD注文は「FX常勝方程式」の手法に合ってはいますが、利益を上げることはできません。そこで考案されたのが、IF-Done注文を新規注文に使い、決済注文をOCO注文で行うIFDOCO注文と呼ばれる注文方法です。これについては別途説明致します。

OCO注文

英語ではOne-Cancels-Other orderの略です。直訳では一つの注文が他の注文をキャンセルするとなります。つまり、二つの注文を発注しておき、片方の注文が成立したら、もう片方の注文はキャンセルされるという注文方法です。OCO注文は、新規注文と決済注文のどちらにも利用できますが、通常は決済注文で使用されるので、その例で説明しましょう

2018年9月4日現在のドル円相場は1ドル=111円50銭です。7月31日には112円をつけていましたが下げ続け、8月21日に110円を割り込みましたが、その後は上げに転じています。こうした動きや過去のチャート形状、つまりテクニカルから現在の短期の相場を110円から112円のレンジ相場と判断できたとしましょう。そこで、まず区切りのいい112円の少し手前の111円90銭で売りでエントリーするという注文を出しました。その後110円に向けて下げるが、前回の安値でサポートライン引けて区切りのいい110円には機関投資家の買いが並んでいると考え、110円20銭で買い戻す指値注文を入れました。しかし、予想と反して上昇した場合のリスクを考え、大きなレンジ相場の上限となっている113円がレジスタンスラインとなっているので、その少し上の113円10銭に損切りの逆指値注文を同時にオーダーしました。

相場が予想通りに下落した場合は、110円20銭になれば買い戻しの手仕舞い注文が確定し113円10銭のストップ・ロス・オーダーは取り消され、170pipsの利益を出せることになります。反対に、予想に反し上昇した場合には、113円10銭の損切り注文が確定、110円20銭の買い指値注文は消失します。しかし、損失は120pipsに抑えることができるわけです。つまり、利益幅は大きく設定し、損失幅は小さく設定するのがコツです。もちろん、チャートと相談しながら決めるわけですので、そうすると自然にエントリーポイントも定まり、ポジポジ病も治ることとなります。

そこで、IFD注文で新規注文を行い、OCO注文で決済注文を行うのがIFDOCO注文です。

IFDOCO注文

その名の通り、IFD注文OCO注文を組み合わせた注文方法で、この方法が一番確実に稼げる方法だと言われています。もちろんそれには条件があり、OCO注文の解説で最後に触れましたように、利益を大きく損失を小さくできるようなエントリーポイントを見つけられることが必須条件となってきます。

まずファンダメンタルズ行動心理学で相場の流れがブル相場なのかベア相場なのかを読みます次に、チャートとにらめっこをして、テクニカルから相場の節目を見つけ、利益を上げるためのエグジットポイントが損切り注文を入れるエグジットポイントよりも大きい場合にのみエントリーをするのです。

2018年9月4日現在のドル円相場は1ドル=111円50銭です。9月6日に米中貿易摩擦の米国による2000億ドルの追加制裁発表を控え、日銀のステルス・テーパリングの噂などからドル円相場は下落基調だと予想したとしましょう。(もちろん、9月6日の発表と7日の米国雇用統計の発表後の来週にエントリーするべきですが、あくまでも仮定の話です)。相場は7月31日には112円をつけていましたが下げ続け、8月21日に110円を割り込みましたが、その後は上げに転じています。こうした動きや過去のチャート形状、つまりテクニカルから現在の短期の相場を110円から112円のレンジ相場と判断できたとしましょうそこで、まず区切りのいい112円の少し手前の111円90銭で売りでエントリーするというID-Done注文を出しました。次に、前回の安値でサポートライン引けて区切りのいい110円には機関投資家の買いが並んでいると考え、110円20銭で買い戻す指値注文と大きなレンジ相場の上限となっている113円がレジスタンスラインとなっているので、その少し上の113円10銭に損切りの逆指値注文を同時にオーダー、つまり、OCO注文を入れました。

もし、110円90銭でエントリーできなければ休むも相場と割り切ればいいわけで、ノーポジとなるのでポジポジ病による無理なポイントでのエントリーは避けられます。これがIFD注文の長所です。

次に、エントリーできた場合は、予想通りに下落すれば110円20銭で手仕舞い注文が確定し113円10銭のストップ・ロス・オーダーは取り消され、170pipsの利益を出せることになります。反対に上昇しても、113円10銭の損切り注文が確定、110円20銭の買い指値注文は消失しますが、損失は120pipsに抑えることができるわけです。利益は大きく、損失は小さく、まさに今井先生の教え通りとなるのがOCO注文の長所です。

このIFD注文とOCO注文の長所の両方が生かせることになるので、IFDOCO注文はFX中級者になるために必須の注文方法といえるでしょうそして、IFDOCO注文をシステムトレードに活用したのが外為オンラインの「iサイクル注文」として知られる自動売買ツールです

ETF

英語のExchanged Traded Fundsの略で、そのまま日本語となりました。上場投資信託とも呼ばれます。その名の通り、金融取引市場に上場された投資信託のことです。

日経平均株価やTOPIX などの株式に連動したものと思われがちですが、連動する指数には債権や不動産(REIT)、商品(コモディティ)などもあります。また、日本だけでなく海外の株式や債券に連動する商品もあります。様々な商品があり、費用も安く、株式などの市場に連動しており値動きも分かりやすいため分散投資の運用方法の一つとして高い人気があります。

ETF買入政策

リーマンショック後の2010年10月に金融緩和策の一環として日銀が決定した株価下支え政策です。日経平均株価連動型とTOPIX 連動型の2種類の運用を同年12月から買入上限を4500億円に設定して開始されました。その後2013年4月の黒田バズーカ導入時に1兆円に、14年に3兆円、16年のブレグジットによる株価急落後には6 兆円へと引き上げられていきました。その結果、2018年7月末時点での累計買上学は約20兆円、時価は30兆円に迫ると推定され、東証の時価総額の4%にまで達する勢いです。この政策が株価に、ひいては為替相場に、影響を与えるのは当然といえるでしょう。

18年8月からETFのTOPIX連動型への配分が75%から87.5%に引き上げられるのに伴い、日経平均連動型への配分は約22%から約11%へと半減となります。配分から考えると、TOPIXが崩れず日経が崩れているはずなのですが、事実は逆です。米中貿易摩擦で上海株が下落しても日経平均はこのETF買入政策があるのでなかなか崩れないといわれていますが、配分が半減しているのなら日経はもっとっ下げてもいいはずです。8月のETFの買い入れ額は1682億円で、前の月より680億円余り減り、今年最小額となったそうです。これをステルス・テーパリングとみなして外人は日本株の売りにシフトしたという噂もあります。日経が弱くなると円高ですので、やはりFXトレーダーとしては今後の動きが気になるところです。

験を担ぐ

験とは仏教での修行を積んだ効果です。そこから過去に良い結果となった行為を繰り返すという意味になったようです。また、元来は縁起担ぎと呼ばれていたそうなので、縁起を気にすることです。験担ぎとも呼ばれます。

今井先生の例にあったように、調子の良かった時のネクタイをずーとつけているとか、その行為は人によりそれぞれです。他人にとっては意味のないように見えることが、当人にとっては非常に意味があることになるわけです。「この人なんでこんなことやっているの、ばっかじゃない」などと表情に出さないような注意が必要です。

英語のジンクス(jinx)と似ていますが、これはどちらかというと悪い意味を指すようです。験担ぎの話を欧米人の方にjinxと英訳して話すと、不吉な話を笑いながら話している変な奴と思われかねないので、気を付けましょう。

分散投資

英語ではdeversified investmentです。価格変動によるリスクヘッジのために、投資資金を複数の投資対象に分けて投資する運用手法を指します。欧米のビジネスマンの好むことわざに「Don’t put all your eggs in one basket」というものがあります。卵を一つの籠に入れておくと、籠を落としてしまったら全部割れてしまうという意味です。この言葉に、欧米人が分散投資を当然と思っていることが表されています。一つの投資対象に集中投資する手法と比べてローリスク・ローリターンとなります。

株や投信、債券、金など商品による分散、日本の対象と海外(これもアメリカなどの先進国からエマージング市場まで様々)の対象に分ける地域分散、株式の中でも様々な銘柄に分ける銘柄分散、為替(FX)では米ドル/円からユーロ/豪ドルまでいくつかの通貨ペアのポジションを同時にもつ通貨分散など多様な分散投資があります。

これらを組み合わせて、日本ではオリンピックまでは上昇基調の不動産投信であるREIT指数に、債権は先進国で金利が高く安心な米国債に、株では2020年まではまだ上がりそうで一人勝ちの米国株の中でもFAANGにも少額投資をする、一方世界的に株式が高値圏にあるのでリーマンショックのような暴落に備えリスクヘッジのために金に投資し、為替では有事の円買いでドル円を売るなど、無限のヴァリエーションが考えられます

重要なのは、FXだけとか、日本株だけとか、一つの投資に全ての投資資金を集中させないことです。さらに、FXではポンド円のみとか、株では2、3の銘柄のみとかは言語道断です。投機ではなく投資をお勧めしている「FX常勝方程式」ではFXはこの分散投資の一環としてお勧めしているだけで、FXのみに投資するようにとは言っておりませんので、誤解なきようお願い致します。

リスクヘッジ

英語では単に避けるという意味のhedgeとして使われるほうが多いようです。です。リスクも減りますが、利益も減ることになるからです。しかし、リスクマネージメントの手法であることから、リスクヘッジと呼ばれるようになったと思われます。これもローリスクローリターンの手法ですので、「FX常勝方程式」ではお勧めしています。

株式でいくつかの銘柄をロングしている際に、株式先物指数をショートしたりプットオプションを購入するなど、ポジションを一方向に傾けないことを指します。FXでもある通貨ペアをロングし、同時に正の相関の高いペアをショートしたり、負の相関の高いペアをロングすることがヘッジにつながります。

FX市場から退出させられることがないように、いくつかの通貨ペアをホールドするなどリスクヘッジも心がけましょう

ボリンジャーバンド

英語ではBollinger band。テクニカル分析で使用する指標の一つです。移動平均線とともに用いられることが多いです。統計学でいうところの正規分布の概念で、この標準偏差(σ)が平均値からどれぐらい離れているかで表されます。

±1σに収まる確率 = 68.26% ±2σに収まる確率 = 95.44% ±3σに収まる確率 = 99.73%ということが証明されているので、平均値から+2σまで相場が上昇したら、そろそろピークなので、ここで買い注文を決済しよう、または売り注文でエントリーしようなどという使い方をします

ボラティリティの小さい安定したレンジ相場では上記のような逆張りが有効ですが、ボラティリティが急拡大している際には、レンジ相場からトレンド相場への移行が予測されます。そうした際に+2σの点で逆張りをしてブレイクが起きると、売り方の手仕舞い注文でブル相場の勢いが強まり急騰し大きな損失を出すことになるので気をつけましょう。そうした際には、確率的には4.56%でも順張りにかける方が良いことになるわけです。

他のオシレーター系の指標と組み合わせて使うなどの工夫が必要です。ボリンジャーバンドもあくまでも目安のひとつと考えてください。

リセッション

英語のrecessionがそのまま日本語となりました。欧米ではGDPが2四半期連続してマイナスになった状態と定義されていますが、日本では毎月公表してされる景気動向指数であるDI(ディフュージョン・インデックス)値が50%を下回ることとされています。

景気後退とも呼ばれます。本格的に景気が沈滞する不況までの状況には至っていない景気循環の中での浅い谷間または景気の山である好況から谷である不況に至る局面のことを指します。

GDP成長が2四半期の間(6ヶ月間)マイナスでも、翌月からはプラスになることもあるわけで、それほど、ひどい状況ではないということです。不況と混同しないように気をつけましょう!

フォワードガイダンス

英語ではforward guidanceです。将来に向けてという意味のforwardとガイドという日本語になっている案内、手引き、指導という意味のguidanceが組み合わされてできた用語です。そこから転じて、中央銀行が将来の金融政策を発表することを指すようになりました。

政策金利の変更や、維持する期間、購入する債券などの量を発表することでサプライズによる投資家の動揺と市場の変動を抑えることが目的です。FOMCなど中央銀行の政策決定会議で発表されるのが常となっています。

動揺を抑えるために先進国の中央銀行が採用しているフォワードガイダンスですが、その解釈は人それぞれです。中央銀行の意思に反して市場が動くことがあります。2018年7月末の日銀のフォワードガイダンスは一見変更なしというものでしたが、その後ステルス・テーパリングの開始だという噂が飛び交っているのは好例でしょう。

FXでは実際の発表へのエコノミストの解釈よりも、その発表をヘッジファンドなどの有力投資家がどう考え、どう動くかを読む行動心理学が重要だということですよね。難しいエコノミストによる論文を時間をかけて読むよりは、そうした噂を集めることに集中した方がいいでしょう

アルゴリズム取引

英語ではAlgorithmic trading、Algo tradign、black box tradingなどと呼ばれます。本来は、問題を解くための手段を形式化したアルゴリズムを実装したいわゆるシストレで、自動取引全般を指します。日本ではシステムトレードの進化系で、ヘッジファンドなどが使用する大規模システムを指すようです。通称アルゴです。

個人投資家用のシストレでは人間が決めていたトレンドフォロー型やレンジ相場型などの選択も相場の動きを解析することで、プログラムが自動で選択し、自動売買を行います。売買する数量や為替レートを瞬時に決めて、超高速の売買を繰り返していきます。MITなどの数学や統計学の天才が手がけた、世界屈指のスーパーコンピュータを使用した超高度なプログラムを駆使して、非常に短い時間超高頻度の取引を行う、AIにより進化していくシストレといえば分かりやすいでしょうか?

このアルゴリズム取引により、何の原因もなく急に相場が暴騰・暴落することが頻繁に起こるようになり、アメリカでは大きな問題となっています。その最たるものがHTFと呼ばれるものです。日本でも近年はその存在が知られるようになってきました。

HFT

英語のHigh Frequency Tradingの略で、CTA以上に近年注目されているモデルファンドです。CTA同様に、人間ではなく、統計学や数学専攻の“天才”が作成した高度なプログラムが運用を行うアルゴリズム取引です。High Frequencyというその名の通りプログラムが高頻度に、そして高速で売買を繰り返し、収益を上げていきます。従来のアルゴリズム取引との相違は、頻繁に取引を繰り返し、ポジションの保有期間が短いことです。1日のうちに大量の発注をし、またキャンセルを行い、発注量の半分以上がその日のうちに取り消されます。それでも、日々の取引収益が全体収益の半分以上を占めている、いわゆる巨大デイトレーダーともいえるべき存在です。もっと詳しく知りたい方は、第4章に詳述されていますのでそちらも参照ください。