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FX初心者必見!G7、G20後の月曜朝の短期筋の仕掛けとロンドンフィックス


G7、G20後の月曜朝は短期筋の仕掛け(フラッシュクラッシュ、ミセスワタナベ狩り)に注意!

 

FX初心者脱却を目指す方向けの「今井流FX相場観作成手法」講義の第11回目は、FX相場に影響を与えるG7G20とロンドンフィキシングについての解説です。まずは「G7」と「G20」から始めていきましょう。

 

先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議と「サミット」と呼ばれる主要7カ国首脳会議からなるG7、さらに新興国を加えたG20などの国際会議では、国際的な政治・金融について話し合われ、こと為替問題にも言及されることが多くあります。これらの会合は週末に開催されることが多いので、閉会後の週明け月曜日の早朝は、特に注目されています。

 

為替(FX)市場に対して予想外の共同声明が発表されると、金曜日のニューヨーククローズとはまったく違う水準でウェリントン市場からスタートし、流動性が薄いマーケットのなか短期筋がロスカットオーダーを狙う値動きの展開となり、思わぬ水準を示現して東京の朝を迎えることもよくあります。

 

そのため、入門者や初心者はもちろん、一般の個人投資家の方においても重要経済指標の発表と同様に、こうした国際会議の前にはポジションを決済し、週末をまたいだポジション運用は避けることを強くお勧めします。

 

予想外の損切りをさせられて、月曜日の朝気づけば金曜日ニューヨーククローズと同水準に戻っているということが、往々にしてあるからです。いわゆるミセスワタナベ狩りまたは、フラッシュ・クラッシュです。共同声明やその要人発言を受けて大きく荒れた月曜日の早朝マーケットが落ち着いてから為替(FX)相場に参入しても、まったく遅くはありません。

 

要人発言も為替(FX)市場に影響するので要注意!

 

また、こうした国際会議とは別に為替(FX)市場は各国のちょっとした要人発言によって大きく動くことがありますので、常日頃から注意が必要です。注目すべき要人は、米国であれば財務長官、財務次官とFRB議長や7人の理事、日本は財務大臣、財務、財務省国際局長および日銀関係者、欧州ではECB関係者です。

 

彼らの発言内容がこれまでの流れと変わってきたときは、要注意です。しかし、講演を除けば、いつ要人発言が出るかは予想できません。予測できないからマーケットにインパクトが与えられるのです。だからこそ、常時ストップロスオーダーを入れておかねばならないのです。



 

為替(FX)市場がわけもわからず不穏な動きをしてトレンドとは逆方向に動き出し、損切りを巻き込んでさらに加速する、よくあることです。迅速な情報取集の面においてプロに劣る個人投資家にとって重要かつ忘れてはいけないことは、「値動きについていく」ことです。

 

ロンドンフィキシング(ロンドンフィックス)とは?

 

次に、毎月定期的に発表される各国の経済指標とは別に、プロのディーラーが直接為替(FX)相場を動かす材料として注目している指標を紹介します。まずは、ロンドンフィックスです。

 

ロンドンフィックス(正確にはロンドンフィキシング)とは、世界中の機関投資家が指標にしている、各通貨ペアのその日の基準レートを指します。次回紹介する東京仲値のグローバル版のようなものです。ロンドン時間の16時、日本時間では翌日深夜1時(夏時間は深夜0時)に決定されることから、日本では「ロンドン4時為替」ともいわれています。日本の為替(FX)市場参加者では、年金を中心とした機関投資家が重要な取引指標としています。

 

GPIFが米国10年債を購入するケースによる解説

 

たとえば、日本のGPIFが米国10年債を購入する場合を見てみましょう。債券を購入するためにGPIFから委託された年金運用のファンドマネジャーは、円を元手に債券相当額のドルを買いにいきます。債券購入に必要な為替を手当てする金額は購入日のロンドンフィックスのレートを基準に評価されるため、そのレートでドルを用意し為替リスクを抑えるのです。

 

もし東京時間で為替だけ買い手続きをした場合、ロンドン16時の為替水準が買ったレートよりも下がっていれば評価損となり、大きなリスクを抱えることになってしまいます。ファンドマネジャーの立場では、ロンドンフィックスのレートよりも安く為替を買える、または高く売れれば、収益となります。その逆は損失です。

 

このように、世界中のファンドマネジャーたちがいろいろな思惑があるなか、さまざまな通貨ペアでロンドン時間の16時に向けて為替取引を実行します。また、その取引情報を持っているロンドン市場の銀行も同じ方向性で同じような取引をするので、さらに動きに拍車がかかります。

 

そのため、日によっては大量の為替(FX)取引が瞬時に行われ、16時(日本時間の翌日深夜1時、夏時間は深夜0時)直前から不穏な動きとなり、思わぬ上下変動が見られることも珍しくありません

 

ロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)は概して、円安傾向!

 

一般的にロンドンフィックスは、日本から見れば外貨買いの動きになりやすい傾向があります。ドル円(ドルストレート)だけでなく、ドル円以外との円との組合せであるクロス円が円安になるケースが、多くなります

 

グローバルに見ると、日本株式や債券は、バブル崩壊後の一貫した日本株の下落傾向(近年は少し持ち直しつありますが)および歴史的な円の低金利並びにマイナス金利政策によって、他国の資産と比較して魅力がなくなっているためです。

 

つまり、円を買う海外のファンドマネジャーのほうが、円を元手に外貨を買う日本のファンドマネジャーよりも、少ないからです。このロンドンフィックスのタイミングをとらえてレバレッジを上げ超短期売買を行うFX個人投資家も多く、通常ロンドン16時(日本時間の翌日深夜1時、夏時間は深夜0時)の1〜2分前からドル円、クロス円で買いポジションをつくり、ロンドンフィックスの時間帯で売りさばくような動きも、よくみられます。

 

ただし、毎回こう動くとは限りません。日本から見れば外貨買いですが、海外の機関投資家が日本の債券・株式を買う場合は「自国通貨売り・円買い」となります。日によってはロンドン16時が近づくにつれ、円が買われてドル円、クロス円が落ちていくケースもあるので、注意が必要です。

 

月末のロンドンフィックスはどちらに動くか分からないので避けるべき!

 

また、月末のロンドンフィックスは、特に要注意です。機関投資家は月末にグローバルに、リバランスというポートフォリオの組入れ比率の調整をします。日本のファンドマネジャーも同様で、外貨資産がふくらんだ部分は円に戻す動きをします。よって、通貨ペア次第では外貨売りの動きも多くなりますので、月末のロンドンフィックスだけは、外貨買いと決めつけて取引することは、やめたほうが賢明ですので、ご注意を!

 

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