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FX入門〜初心者におすすめ!相場に影響する米国主要経済指標とランク付け


FXに影響を与える米国の主要経済指標の入門・初心者向け概要

 

FX入門者から初心者脱却を目指す方向けの、資産運用・分散投資としてのおすすめ始め方・やり方講義「今井流FX相場観作成手法」の第7回目からは、FX相場に影響を与える主要国の経済指標の講義に入ります。まずは一番重要な米国からです。

 

FX(為替)の相場観を身につけることにはさほど苦労されないかもしれませんが、相場を動かすのは人間なので、行動心理学を把握しておく必要があります。これは、「FX入門〜初心者が儲ける秘訣は推理力と行動心理学を身につける事!」等で前述したとおりです。

 

では、人間の心理を動かすのは何かというと、やはり相場を方向付ける材料だといえるでしょう。そして材料として最も重要なのは、米国の動向です。為替政策の変更が最も大きな影響をおよぼしますが、その次に見るべきは、米国の景気(ファンダメンタルズです。

 

米国の経済指標のランク付け

そこで、米国が発表している経済指標のうち、為替(FX)相場にとってあまり重要でないものは思い切って省略し、「これだけ見ておけば安心」というものを厳選して紹介してみましょう。

 

ここでは各指標の重要度に合わせてランクをつけているので、為替(FX)相場の動きと付け合せながら、チェックしてみてください。ランキングは以下のようにしました。

 

A:とても重要…為替(FX)相場に大きな影響がある

B:重要…時々、為替(FX)相場を動かすときがある

C:参考程度…気が向いたらチェックをする

 

Aランクの指標については、必ずチェックをするべきです。世界中の投資家が注目しているからです。

 

① 国の収支に関するもの

 

国の収支といえば経常収支と財政収支のふたつですが、重要なのはたったのひとつです。

 

☆貿易収支(ランクA)…毎月月末に前月分を発表

 

経常収支には貿易収支、貿易外収支、移転収支がありますが、為替(FX)マーケットで話題に上るのは、貿易収支だけです。米国の貿易赤字問題が市場で話題になっているときには、とくに注目度がアップするので、注視するべきでしょう。

 

ちなみに、財政収支も毎月発表されていますが、これは中期的なテーマとして扱われるものの、指標が発表されても為替(FX)市場はあまり反応しません。1年に1回ぐらい傾向を見ておく程度で十分です。ランクはCです。

 

② 雇用に関するもの

 

雇用統計(ランクA)…通常毎月第1金曜日に発表

 

失業率、労働時間、賃金など、雇用に関するさまざまな指標が発表されます。このうち最も大事な指標は、非農業部門雇用者数です。これは、農業以外の職業への従事者がどの程度職に就けているのかを示すもので、前月比の変動数に注目します。為替(FX)市場で、最も注目されている指標です。最近は、完全雇用に近づいているため、市場はインフレへの関心が強く、非農業部門時間当たり賃金が、注目されています。しかし、これはあくまでも、一過性の現象です。雇用情勢が市場予測よりも悪ければドル売り要因となり、逆に良いときにはドル買い要因になる傾向がみられます。

 

☆新規失業保険受給者申請者数(ランクC)…毎週木曜日に発表

 

米国全土で1週間に新しく失業保険を申請した方の人数です。失業保険を申請する方が増えれば増えるほど景気が悪化している証拠になるため、景気動向を把握するためには非常に役に立つ指標、といわれています。普段はあまり注目されませんが、雇用問題が市場の関心事になると急に注目されるケースがあるので、注意が必要です。

 

③ 消費に関するもの

 

米国の消費動向は、「車」と「家」の売れ行きを見ればわかります

 

☆小売売上高(ランクB)…毎月中旬に前月分を発表

 

小売の動向は、消費と表裏一体です。この指標は、結構いい加減で、予想値から大きくずれたり、頻繁に修正されることがあるのですが、金利市場が大きく反応します。その影響で、為替(FX)相場も動くことがありますので、注意して見ておきましょう。ちなみに、小売売上高のなかでいちばん大きなウェイトを占めるのは、車の売れ行きです。

 

☆住宅着工件数(ランクB)…毎月16〜19日に前月分を発表

 

住宅の売り上げは、アメリカ人の消費意欲をよく表しています。金利が上昇し始めると、高い金利を払って家を買うことになるので購買意欲が衰え、しばらくすると件数が減少傾向をたどります。「たかが住宅」と思われるかもしれませんが、意外と為替(FX)相場を大きく動かすので、警戒が必要です。

 

④ 物価に関わるもの

 

この指標は、市場参加者がそのとき何に関心をもっているかによって、市場の反応が変わります。

 

金利差に注目しているときに物価上昇を示す数字が出ると、米金利の上昇によって投資メリットが高まるという論理から、ドルが買われます。ところが、インフレが米国経済にマイナスの影響をおよぼすというような話題が広まっている際には、インフレの進行によってドルの価値が相対的に下落するという理由により、ドルが売られます

 

同じ金利上昇という材料であっても、インフレが問題視されているかどうか次第で為替(FX)市場参加者の受け止め方が大きく変わってくるので、気をつけねばなりません。

 

☆生産者物価指数(ランクB)…毎月中旬に前月分を発表

 

生産者が製造した商品をいくらで売ったかを示す指標で、通常「PPI」といわれます。一般的には消費者物価指数のほうが為替(FX)相場に与える影響が大きいと説明されるケースが多いようですが、私の経験上では、生産者物価指数も同じくらい大きな影響をおよぼすように思えます。

 

☆消費者物価指数(ランクB)…毎月中旬に前月分を発表

 

消費者が買うモノの値段が高くなっているか、安くなっているかを示す指標。通常「CPI」といわれます。CPIは商品とサービスの両方を対象とするのに対して、PPIは単に商品だけという違いがあるので、両方とも重要です。

 

⑤ 国の経済全体を見るもの

 

GDP(ランクA)…3ヶ月ごとに発表

 

ご存知のように国内総生産のことで、国家全体でどれほどの経済活動があったかを示すものです。四半期ごとの数字が発表されます。米国の四半期とは1〜3月、4〜6月、7〜9月、10〜12月の四期のことです。

 

それぞれの速報値、改定値、確定値と3回発表されますが、なかでも大事なのが速報値です。速報値は1、4、7、10月の月末に発表され、為替(FX)相場も大きな影響をおよぼすので要チェックです。

 

基本は、予想より強ければドル買い、弱ければドル売りになります。確定値は前四半期の結果が3、6、9、12月の月末に発表されます。過去の値なので速報値ほど重要ではないのですが、景気が転換点にあるような際には注目されることもあります。

 

☆ISM製造業景況指数(ランクB)…毎月第1営業日に発表

 

製造業を中心とした経営者の景況感や企業活動が示される指数です。米国経済指標のなかでも毎月最初に発表されるという点が、注目度が高い理由と言えるでしょう。米国の金利がこの指標に敏感に反応するので、為替(FX)市場にも時々影響がでることがあります。

 

以上、本当に重要な指標だけをピックアップしてみました。時間のない方も、せめてランクAをつけた指標だけはチェックするようにしていただきたいです。さらに、発表された経済指標についてはその結果自体が重要というというよりも、事前の予想値に対する実績値の良し悪しが相場に大きく影響をおよぼすということを、覚えておくといいでしょう。

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