FX相場観取得には連想ゲームを習慣化する!【今井流初心者始め方】

FX相場予測は連想ゲームの脱初心者向け概論

 

FX初心者脱却を目指す方向けの「今井流相場観作成の始め方・やり方講義」の第5回目は、FX相場観取得には連想ゲームを習慣化する、そしていつエントリーすべきかという講義です。

 

マーケットの予測とは、連想ゲームに限りなく近いものがあります。例えば株式であれば、ある企業が新製品や新サービスを開発したとしましょう。それによって世の中がこう変わる、このように役立つことになる、だから株価も上がるだろうというように考えていきます。まさに、連想ゲームそのものです。これは株式の例ですが、為替(FX)も同じです。ひとつの例を出してみましょう。

 

日本は長期的には財政赤字となり、円安となる可能性があると連想できる!

 

日本経済新聞のニュースによると、2016年末時点で、日本は過去最高の1066兆円の借金を抱えています。一方、日本銀行の資金循環統計によると、図1にあるように家計の金融資産残高は1800兆円に迫り、その後も過去最高を更新しています。

 

2018年家計の金融資産
図1 2018年家計の金融資産(出典:日本銀行)

 

 

つまり、現時点では、この規模の財政赤字であれば、問題なくファイナンスをすることができます。しかし、少子高齢化に伴い財政赤字の規模は膨らむばかりで、将来的には家計の金融資産額と財政赤字額が逆転することも十分に考えられます

 

その時、為替レートにはどのような影響が出てくるのでしょうか。少なくとも両者の関係が逆転したら、「大丈夫」などとは言っていられなくなります。円は売られ、現在よりも円安水準になる可能性が高い、だから中長期的に考えれば、やはり円安を意識しておいたほうがいいだろう、といった具合です。このように、連想ゲームの感覚で世の中に起こっている現象を考えていけば、しっかりした為替(FX)相場予測を立てることができるのです。

 

「早耳の早倒れ」に気をつける!

 



ただし、いくら連想ゲームで相場予測が立てられたからといって、すぐにアクションを起こせばいいというものではありません。「早耳の早倒れ」という言葉もあります。今まで説明してきたように、大きく利益をだすためには早めにアクションを起こし、他の投資家がそれに気づいて動き始めたら静かにポジションを閉じていき、利益を確定させることが、肝心です。しかし、アクションが早すぎると、いくら待っても自分の思いとおりに為替(FX)相場が動かずに、焦れることになります。

 

何事にも順序があり、いくら日本の財政赤字が将来懸念される状態になり円売りにつながる可能性が高いといっても、すぐに円が売られるというものではありません。その前に、目先の材料で円が買われることもあるのです。早めにアクションを起こす必要があるといっても、それは、あくまでも話題に上り始めたところで行えばいいのです。

 

ベストのエントリーのタイミングは、「ボツボツと話題になるころ」

 

相場が仕掛けられるときというのは、予兆があるものです。初めのうちはボツボツと話題になる程度ですが、そのうち大きな話題になってきます。マスコミがこぞって話題にするころになるともう相場が動いている可能性が高いので、そこで動いても何の意味もありません。ベストな仕掛けのタイミングは「ボツボツと話題になるころ」です。

 

どうすればその予兆に気づくことができるかということですが、これは、日々このように連想ゲームを行なっていると、自然に気付くことができるようになるのです。ご自分の頭のなかでシナリオを描いていれば何か小さな噂が出てきたときに、「アッ」と気づくことができるのです。そうしたら、すぐアクションを起こせばいいのです。

 

相場観などというと、何やら非常に大げさなもので、それを会得するためにはさまざまな奥義があるかのように思う方も多いようです。しかし、実際には、連想ゲームの感覚で世の中に起こっているさまざまな現象を見ていく、というような習慣を、身につければいいだけの話です。大事なことは、とにかく継続すること。何事も継続さえすれば、そのうち身についていくものなのです。それは、「相場観」とて、同じことなのです。