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FX入門〜初心者におすすめ!月曜、五十日、月末が狙い目の東京仲値とシカゴIMM通貨先物


東京仲値とは

 

FX入門者から初心者脱却を目指す方向けの、資産運用・分散投資としてのおすすめ始め方・やり方講義「今井流FX相場観作成手法」の第12回目は、FX相場に影響を与える東京仲値シカゴIMM通貨先物市場についての解説です。まずは東京仲値から始めていきましょう。

 

東京仲値とは、東京時間の9時55分に決まる、対顧客取引のベースとなるレートです。ロンドンフィックス同様、この東京仲値の特性を利用して取引しているFX個人投資家もたくさんいます。東京仲値が決まる時間は、外貨の買いが集中しやすくなっています。この仲値で日本の輸入企業や海外のファンド、外貨建て投資信託の設定を通じて証券会社や信託銀行が外貨を買ってくるケースが多いので、ドル円、クロス円で外貨が上がりやすくなります。

 

東京仲値はドル円中心で、月曜日、ゴトー日、特に月末が狙い目!

 

取引の中心はドル円で、特に月曜日、5と10のつく日(五十日)、月末はドル買いの量が多くなりがちです。ロンドンフィックスと同じく、東京仲値に近づく手前で少しずつドル買いをし、仲値の決定時間やその直後の値が上がったところで売り抜ける戦略です。レバレッジを上げた超短期売買ですが、意外と利益確保への確実性が高い取引手法と言えるでしょう。

 

特に、月末の仲値は、注目です。新規外貨建て投資信託の設定が月末に集中していることから、その思惑で月末近くになると思わぬ外貨買いが出てきます。

 

新規外貨建て投資信託とは、証券会社や投信会社が海外債券や海外株式で構成された商品に投資する新ファンドのことを指します。募集期間があり、新規設定金額や販売会社も公表されています。ブルームバーグやロイターで確認することができます。

 

設定金額に対して最終的にどれほどの資金が集まっているのかについては、為替(FX)のプロにしかわかりません。ただし、設定金額やその通貨構成から、どの通貨がどの程度動くかを、 個人投資家の方でも予想することは、可能です。

 

たとえば、アジア株ファンドの新規設定であれば、「円売り・アジア通貨買い」となりますし、募集金額の大きさから値動きの程度も測れるということです。

 

ファンドを受託している信託銀行のディーラーも、為替(FX)取引が行われる設定日早朝に募集金額に対する最終入金額を確認し、仲値に向け外貨買いを進めていくので、値動きが加速化するわけです。

 

シカゴIMM通貨先物市場(ポジション)とは?

 

プロが毎週注目している指標として、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場しているIMM(国際通貨先物市場)のポジション推移というものが、あります。いわゆるシカゴ先物市場と呼ばれているものです。

 

これは、シカゴ先物市場における、いわゆるヘッジファンドを主体とした投機筋の通貨取引のポジション推移を、1週間刻みで示したものです。毎週火曜日の取引終了後のポジション枚数がCFTC(米商品先物取引委員会)に報告され、その週の金曜日15時30分(ニューヨーク時間、日本時間は翌土曜日早朝5時30分、夏時間は4時30分)に公表されています。

 

シカゴ先物市場参加者(シカゴ筋)だけで為替(FX)市場を動かしているわけではありませんが、世界中の市場参加者がシカゴ先物市場のポジション推移を注目する理由は、これらの指標が単にシカゴ筋の動向を読むだけではなく、マーケット全体の縮図だと推測されるためです。

 

プロが日々行っている為替(FX)取引は、スポット取引といわれる、キャッシュ取引が中心のマーケットです。直物取引とも呼ばれ、取引が成立した2営業日後に、決済が行われます。債券・株式と異なり、為替(FX)では、キャッシュマーケットと同等以上のボリュームの先物市場があるわけではありません。

 

その中で、為替(FX)のプロが、個人投資家のようにレバレッジをかけて為替取引をする場合は、通常は先物市場で行うことになります。世界中を見回しても唯一シカゴ先物市場だけが為替(FX)取引の先物市場として確立し機能しているため、世界の注目を集める市場および公表される指標、となっているわけです。

 

つまり、シカゴ先物市場のポジションの偏りは、為替(FX)マーケット全体、特に「短期筋」、いわゆるヘッジファンドマネジャーを主体とした投機的な取引をする投資家たち、の偏りを、ある程度表していると推測されています。

 

たとえば為替(FX)相場が円高局面にある場合、グローバルに見て円がどの程度買われているかという状況を、今週の数値と先週やそれ以前の値とを比較することで捉えて、今後のポジション運営や相場予測に使用するのです。

 

近年は、FX会社が一般向けに配信するFX(為替)ニュースの中に含まれ、個人投資家にも身近な指標としてとらえられるようになりました。CFTCのウェブサイトにアクセスすれば、直近の数値も公表後すぐに確認できますが、内容を吟味するにはかなり複雑な計算を必要とします。FX会社などのニュース配信で確認することを、お勧めします。

 

シカゴIMM通貨先物市場(ポジション)の見方についての解説

 

それでは、次に、シカゴ先物市場のポジション状況の見方を解説していきましょう。この指標からは投機筋が、たとえばドルに対して、どの通貨については強気の姿勢なのか、または弱気に傾いているのかを、推測することができます。投機筋のポジションの偏りにより判断するわけですが、偏りが大きいと、そのポジションを決済するときに市場に与えるインパクトも強い可能性が高くなります。

 

図2 IMM通貨先物ポジション
図2 IMM通貨先物ポジションの例

 

ドル円相場が円高に向かっているとしましょう。シカゴ筋ヘッジファンドのロング(円買いのポジション)が大量に積み上がっていると、過去の実績値と比較して判断できた(上図では7135枚から22396枚へと1週間で3倍に急増している)、と仮定します。

 

この時、何らかの原因でドルが反転上昇し急速に円安に向かえば、ヘッジファンドは損失を回避するために円ロングをいっせいに決済する行動に出る可能性が高くなります。

 

レバレッジをかけた大規模な短期売買で為替(FX)市場の動きを操作するともいわれるヘッジファンドの行動は、流動性が枯渇しているケースでは市場に一層大きなインパクトを与えます。さらなる円安の動きに弾みをつける結果になりかねません。

 

こうしたグローバルな投機筋の潜在的リスクがあることを、シカゴ先物市場のポジションは暗示しています。ただし、計測日が火曜日で発表されるのが金曜日であるため、その間にポジションが大きく変化している可能性があることには注意しなければなりません。

 

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