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FX脱初心者おすすめ始め方・手法〜ヘッジファンドの仕組みと比較〜

FX脱初心者おすすめ始め方・手法〜ヘッジファンドの仕組みと比較〜

FX初心者脱却を目指す方向けのFXの失敗しない始め方の講義「FXに参加するプレイヤー」の第5回目はみなさんもよくご存知のヘッジファンドについての解説です。

 

マーケットに大きな影響をおよばす海外の投資家というと、どのような存在をイメージされるでしょうか。恐らく、真っ先に思い浮かばれるのは、ヘッジファンドだと思われます。昨今の為替(FX)相場で最も影響力をもっているのが、ヘッジファンドなのです。彼らの動向が市場のトレンドを造成すると申し上げても、過言ではないでしょう。

 

私も、「FX初心者おすすめ始め方〜規範はファンダ、テクニカル、行動心理学」で述べた通り、自分で相場予想を組み立てる場合には、ヘッジファンドがいま何を考え、次にどのような行動を取るのかについてを、実際にヒアリングしたり、想像したりします

 

では、そもそもヘッジファンドとは何なのでしょうか。「ヘッジ」と聞くと、リスクヘッジ、つまりリスクを避けるという印象を受けられると思います。実は元々はそうした目的でつくられた運用機関だったのですが、時代の要請とともに形態が変化を遂げました。現在では、さまざまな手法を用いて絶対リターンを狙うきわめて大きなリスクを取る投資家の代名詞となっています。

 

一言にヘッジファンドといっても、実はどのような運用手法をとるかにより、その種類は多岐にわたっています。売りと買いを組み合わせることで市場全体の値動きの影響を最小限に抑えたロング・ショートファンドやマーケット・ニュートラル運用、値動きのありそうなマーケットにコミットして大きくレバレッジをかけて運用するマクロファンド、などが挙げられます。

 

そのなかでも、とくに為替(FX)や株式などの相場に大きな影響をおよぼすマクロファンドとモデルファンドについて、説明していきましょう。

 

マクロファンドとは、ファンドマネジャーが、経済情勢をウォッチしながら、どういうポジションを取れば最も高いリターンが得られるのかを判断し、投資行動に移すという手法をとっています。ジョージ・ソロスが率いるソロス・ファンド・マネジメントなどが典型例です。

 

運用資金を銀行に預託し、それを保証金(マージン)として為替(FX)取引を行なっており、FXの巨大版といってもいいでしょう。グローバル・マクロファンドとも呼ばれています



 

保証金を担保に銀行から資金を借り入れ、レバレッジを効かせ、巨額の取引を行います。以前は保証金に対して取引可能な金額の比率(レバレッジ比率)が非常に大きかったため、巨大なポジションを持つことが多かったのです。

 

しかし、1998年の通称ロシア危機の際にLTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)という大きなヘッジファンドが破綻し、レバレッジ比率が引き下げられました。その後は、かつてのように巨額でマーケットを動かすことはなくなりましたが、それでも依然として、市場に影響を与えていることは事実です。

 

マクロファンドというと、非常に高度なファンダメンタルズ分析を駆使したいかにも高尚なトレードをしている、という印象を持たれているかもしれません。たしかに、そういうファンドもありますが、各銀行に売買のオーダーや損切りのオーダーを聞きまくり、そこを狙って短期的に仕掛けているだけのマクロファンドも、実は多いのです。

 

たとえば、各銀行から入手した損切り注文を狙って仕掛けをし、為替(FX)や株式相場が大きく動き他の大勢の投資家がついてきたところで利食う、という手法です。このように、決してきれいとはいえない取引を行うファンドも存在しますので、その動向には注意が必要です。

 

それでは、もう少し具体的に、ヘッジファンドがどう仕掛けるのかを、説明してみましょう。

 

仮に、テクニカル(チャート)分析で、この水準を切ったら下がるというサポートラインがあるとします。往々にしてそのポイントの下に損切り注文が並ぶことが多いのですが、実は、そこが狙い目なのです。

 

そうした場面で、熟達したヘッジファンドのファンドマネジャーは、そのポイントに相場を誘導するために、まずは徐々に売り注文を入れていきます。すると、マーケットには、次第に上値が重いという雰囲気が漂い始めます。そして、問題のポイントの近くまでくると、もうひと押しさせるためにいずれかの銀行を使い、さらに売り注文を出します。

 

その結果、相場はサポートラインをブレイクして下落、損切りの注文が執行されます。

 

そうなると、多くのトレーダーは、チャートポイントが切れたことから、その流れに追随して売り注文を入れてきます。ヘッジファンドは、この瞬間を狙って、今度は別の銀行から一気に買いあげるのです。すると、売り注文を出していた投資家が慌てて買い戻しに動き、為替(FX)や株式相場は一気に反転していきます。

 

結果としては、損切りの注文は執行されたわけですから、買いから入っていた投資家は損失が確定、売りに付き合わされた投資家も買い戻しに動き、損失だけが残されます

 

つまり、ヘッジファンドだけが、一人勝ちするわけです。実際、こういうケースは、嫌というほどあります。チャートポイントの切れ目付近は「プロの戦場」なのだと、初心者を脱却しようとされている方は特に注意しておかれるのが、いいでしょう。

 

テクニカル分析で習った通りにサポートラインを抜けるかどうかを参考にして売買を行い、結果的に損失を被った経験のある方も、多いでしょう。テクニカル分析では、こうした動きを「ダマシ」と定義しますが、近年はこのようなダマシの動きが、非常に増えています。ヘッジファンドが上記のような仕掛けをつくっているのですから、当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

 

したがって、私も「抜けたらすぐにポジションをとる」という方法は、できるだけ行わないようになりました。FX入門者や初心者はもちろん、中上級者の方でもこうしたダマシに遭って損をしないよう、十分に気をつける必要があるでしょう。

 

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