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FX脱初心者におすすめ!失敗しない始め方・手法〜実需筋と個人〜

FX脱初心者におすすめ!失敗しない始め方・手法〜実需筋と個人〜

FX初心者脱却を目指す方向けのFXの失敗しない始め方の講義「FXに参加するプレイヤー」の第3回目は実需筋とみなさん、個人投資家についての話です。

 

実需筋とは、輸出入などによるモノの売買(貿易)の際に必要となる為替(FX)取引を行なっている会社のことです。主に事業会社と商社が挙げられます。

 

規模としては、「FX入門者から脱初心者始め方〜資本取引と実需(貿易取引)の比較〜」で説明しましたように、外国為替(FX)市場の1日当たりの取引の7%を占めます。

 

事業会社とは、自動車、電気機器、機械などの輸出企業や、石油、食品などの輸入企業をさします。

 

輸出企業は、輸出代金として相手国の通貨を受け取ります。それを社員の給与や設備投資に充てるため、円に替える必要があります。円高要因となります。

 

一方、輸入企業は、原油や原材料の輸入代金を決済するため、つねに外貨を用意しています。円安要因となります。

 

商社は、総合商社と専門商社に大別されます。総合商社は、輸出、輸入、海外投資など多岐にわたる為替(FX)取引を扱います。専門商社は、大手電気機器メーカー子会社の輸出専門商社、食品輸入専門商社などが該当します。

 

為替はつねに動くので、契約時と代金支払い(受け取り)時とのレートが異なれば、差益どころか損失となる可能性があります。かつては、実需筋も、「リーズ・アンド・ラグス」という相場の流れのなかで為替差益を得ることを、工夫していた時期がありました。



 

リーズ・アンド・ラグスとは、輸出業者は円安になるまで待ってから外貨を売却する、輸入業者は円高になってから購入するというものです。しかし、この手法は、結局うまくいかず、現在では、あまり行われていません。

 

代わりに行われているのが、「為替ヘッジ」という、コンスタントに為替予約を入れていく方法です。たとえば、輸入業者の場合は、一定期間後に生じる外貨の買いレートをあらかじめ決めておくのです。こうした為替予約を駆使することにより、為替変動リスクをヘッジしています。大手事業会社は、24時間いつでもヘッジをかけられるように、ロンドンやニューヨークに為替取引専門家を置いています。

 

近年は、欧米でもミセス・ワタナベ」として知られる、一般のサラリーマンや主婦である個人投資家が無視できない存在となってきました。かつて、東京為替(FX)市場で、特段の材料もないのに主に円売りの動きが起こることがしばしばあり、一般の個人投資家の存在が、プロの間でも注目され始めました。さらに、2007年には、FXで大きな利益を上げた主婦の脱税事件が大きく報道されるなど、徐々に「ミセス・ワタナベ」として認知されるようになったのです。

 

ドル円の取引が主ですが、当時は、金利が7〜8%と高金利だった豪ドルやニュージランド・ドルをスワップポイント狙いで購入していたことも、知られていました。低金利時代となり、スワップポイントを狙っても旨味が少なくなったことや、2010〜11年の75円台をつけた超円高で大きな損失を出したことなどが原因で、現在では、その投資スタイルも、徐々に変化しているようです。しかし、その基本的な投資スタイルは、変わっていません。

 

それでは、ミセス・ワタナベの投資手法とはどのようなものなのでしょうか。ひとつは、「逆張り」と呼ばれている手法です。

 

株の世界ではよく知られた投資方法で、マーケットの流れに逆らい、大きく下落した時に買いを入れ、大きく上昇した時には売りを仕掛けるというものです。市場に方向性が出た時にその流れに乗るのが常道の為替(FX)取引においては勧められない手法であることは、プロの間では常識です。

 

ところが、元々株式投資に慣れ親しんでいたからなのか、日本の個人投資家の方は逆張りを好む傾向にあります。

 

この逆張り手法が、為替(FX)マーケットに思わぬ弊害を呼んでいます。レンジ相場の長期化です。為替(FX)相場には、流れがあります。この流れが、プロの投資家により加速化され、確かなものとなります。しかし、ミセス・ワタナベの逆張り手法は相場の流れを止めるので、同じレンジを行き来するレンジ相場からの離脱を、阻んでしまうのです。

 

もうひとつの特徴が、円売り外貨買いが主体、であることです。株式の現物投資では、買いのみが認可されています。また、FXにおいても、スワップ金利を狙って円売り高金利外貨買いの中長期取引を行ってきたという、過去があります。

 

こうした二つの要因によるのか定かではありませんが、個人投資家の方は売りから入るというスタイルに慣れておらず、基本的に外貨買いを好むというのは、事実なのです。

 

そして、この円売り外貨買いというスタイルも、マーケットに悪影響をおよぼします。為替(FX)相場の流れを加速化させることです。

 

たとえば、個人投資家の思惑とは反対に円高が進んだとしましょう。その勢いが強く1日に数円も動くと、個人投資家は手仕舞い売りを余儀なくされます。こうなると売りが売りを呼ぶ展開となり、遂には強制ロスカットという事態に陥ります。こうして、為替(FX)相場変動の勢いを増幅させてしまうのです。

 

このような個人投資家の円売り外貨買い手法につけこんだ手口も、出てきました。「ミセス・ワタナベ狩り」、と呼ばれるものです。個人投資家が円売り外貨買いのポジションを膨らませているとき、日本が寝静まっているニューヨーク時間終盤からオセアニア時間の早朝を狙って、ヘッジファンドが円買いを仕掛けるというものです。

 

2011年3月17日朝5時過ぎ、ニューヨーク時間が終了するという頃、1ドル=79円80銭ほどをつけていたドル円相場は一気に76円台まで急落、76円25銭の史上最高値をつけ、1995年4月のそれまでの最高値1ドル=79円75銭を16年ぶりに、大幅に更新しました。しかし、まるで何事もなかったかのように、同日の朝10時ごろには1ドル=79円台まで戻ってしまったのです。日本の個人投資家の強制ロスカットを狙って、ヘッジファンドが仕掛けたのだといわれています。

 

川が上流から下流に流れるように、為替(FX)相場にも流れがあります。円高方向、円安方向へと自然に流れていくものです。マーケットの参加者がプロだけの時には、この流れが自然にできたわけです。ところが、個人投資家が参加しその存在感を増すにつれ、為替(FX)相場に逆流ともいうべき、不自然な流れができるようになりました。レンジ相場から円高方向に本来なら流れ出すところを外貨買いの逆張りにより止められる、または反対に、円高方向への流れがロスカットによりさらに増幅される、というものです。

 

世界のFX会社の取扱い額において、日本のFX会社がトップを含めて多数上位にランクインされています。FX会社の取引額も、年々増加しています。日本においてFX取引を行う個人投資家の人数も上昇傾向を維持しており、ミセス・ワタナベの存在感もさらに大きくなっていると申し上げても、間違いではないでしょう。

 

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