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FXでは慢心せずに、いつも謙虚に

FXでは慢心せずに、いつも謙虚に

人間には、いろいろな欲望があります。食欲、睡眠欲、性欲など本来人間がもっている欲望のほかに、権力欲、独占欲、征服欲、達成欲、金銭欲、刺激欲など、数えたらきりがないほどです。それほどに人間は、欲まみれの生き物なのです。FXもそのうちのひとつであるトレードは、そうした人間の欲望を満たしてくれるツールのひとつなのです。

 

そもそも、なぜトレードなどを行おうと思うのでしょうか。恐らくいちばん多い答えは、金銭欲でしょう。友人や知人が FXや株などの取引で数千万円も資産を殖やしたなどと耳にすると、ついつい自分もと思ってしまう。宝くじなどにも同様の心理状態から手を出してしまうのでしょう。
金銭欲以外にも相場予測を当てたいという達成欲、取引をしているときの興奮が忘れられずつい手を出してしまう刺激欲、などもあるでしょう。

 

世の中にあるさまざまな賭け事、たとえば競馬やパチンコを例にとると、いかに正気を失っている方が多いかに驚愕させられます。赤鉛筆を片手に競馬新聞を見つめる競馬狂い。開店前から並んで待ち、赤ん坊を車に残してまで通い続けるパチンコ狂。そうした方は勝った際の味が忘れられず、ついついのめり込んでしまうのでしょう。

 

この勝ったとき、上手くいったときの陶酔感が非常に危険なのです。損失を被るとこの世の終わりのように落ち込むのですが、過去に利益を上げた記憶が残像として残っていると、いつか取り返せると思い、トレードを続けてしまうのです。
逆に、何かの拍子に大きな利益を出すと、自分は天才ではないかと思い気が大きくなっていきます。すると取引金額がどんどん大きくなり、負けが込んでも切るに切れなくなり、結局全財産をなくしてしまうというケースが本当に多くあります。

 

運には限りがあります。「運の尽き」という慣用句があるように、幸運は永遠には続かないのです。したがって、有頂天になっているときがいちばん危険なのです。ご自分は負ける気がしない、あるいは相場の考えていることが手に取るようにわかるなどと感じたら、それは注意信号です。そこで何も考えず強気でトレードを続けていると、どこかの段階で落とし穴に落ちてしまうこととなります。

 

自動車免許の教習場で講習を受けると、講師が「自分で運転がうまいと思っている人間がいちばん事故を起こす」という話をします。正にこれと同じです。ご自分はトレードがうまい、トレードの天才だと感じておられる方ほど無茶をして、全財産を失ったりするのです。

 

銀行のトレーダーだった頃、とても才能のある部下がいました。彼はトレードが大好きで、感性も鋭く、いつも会社に遅くまで残って取引を続けていました。ところが最初は利益を上げているのですが、その後どんどん金額を増やして相場を深追いしてしまい、結局は大きな損失を出して終わる。こんなことばかりを繰り返していました。そんな彼も駆け出しの頃は慎重かつ大胆に動き、確実に利益を出していたのです。それが経験を重ねるうちに、ついつい自分自身に慢心してしまったのでしょう。

 

損失を被った際は「そういうこともある」と思うことができれば、あまり落ち込まないものです。逆に利益を上げられたときには「たまたま上手くいったのだ」という程度に考えられると、ちょうどいいのです。自信喪失も問題ですが、慢心はもっと危険です。「驕れる者久しからず」という格言を忘れてはいけません