FXトレードスタイル確立までは少額で!

FXトレードスタイル確立までは少額で!

本サイトをご覧のみなさんは、ご自身が一体何のためにFXトレードをされたいのかについて、一度考えてみてください。これは愚問かもしれません。もちろん、資産を殖やすため、という答えが返ってくるでしょうから。

では、そのためにはどうすればよいのでしょう。その答えは「勝ち続ける」ことです。FXに限った話ではなりませんが、投資においては、利益を上げ続けてさえいれば1年間のリターンがそれほど大きくはなくとも、何年か経つと資金量が増えているため、資金の殖え方に急激なドライブがかかってきます

たとえば、100万円の元手で投資を始めたとしましょう。仮にみなさんに類稀なるFX取引の才能があり、毎年30%ずつ資金が増え続けたとします。最初の1年を過ぎると資金は130万円に殖えています。そのペースで10年殖やし続けたとしたら、10年後には一体いくらになるでしょうか。なんと約1400万円にもなるのです。10年で約15倍です。実際はここから税金を払う必要があるのでその分を割り引かなければなりませんが、それでもかなりの金額になります。

 

勝利を継続させるためには、ご自分なりのFX投資における「常勝方程式」をつくり上げることが必要です。場あたり的な勝負を繰り返していては、たまに勝つことはできても、勝ち続けることはできないからです。

FXトレードを始めたばかりのときには、知らず知らずのうちに利益を上げられることがあります。いわゆる「まぐれ当たり」で、英語でいえば「ビギナーズ・ラック」というものです。ここでいい気になり、さらに利益を増やそうと一気に大きな金額で勝負をしかけ大損を被ってしまうというのは、よくあるパターンです。あるいは追加で保証金を入れ、そこからずるずると負け続けるという悪循環にはまることも、珍しくありません。ご自分なりの「FX常勝方程式」がないままに何となく勝ったことで、ご自身には才能があるなどと勘違いしてしまった典型例です。

 

独自のFX必勝パターンをつくるためには、闇雲にトレードを繰り返しているだけでは、全く意味がありません。剣道などの修行の順序を表す言葉に「守破離」というものがあります。この「守破離」に準じ、どのようにして「FX常勝方程式」を作り上げればよいのかを、3つのステップに分けて説明していきましょう。

まずは「守」ですが、プロの技や成功したFX投資家の手法をいろいろ勉強し、次にそうした技や手法を実際に自分で試してみることです。FX取引を始めてみると、当然成功することもあれば、失敗することもたくさんあるはずです。どういうときに成功したのか、反対にどういうときに失敗したのかをご自身でよく考えてみる、これこそが一番重要なのです。成功要因と失敗要因は何だったのだろうと常に思いを巡らす。こうした癖をつけておくと、何十回もトレードを繰り返すうちに、徐々に自分なりの勝ちパターンがあることに気づくはずです。重要なことなので再度繰り返しますが、成功と失敗を繰り返すなかで、いろいろな要因が見えてくるのです。それは大体以下の3つに分類できます。

  1. 性格などに起因するもの
  2. FXに関する知識やテクニックによるもの
  3. ご自身ではどうしてもコントロールできないもの(予想できないもの)

 

このうち3については超能力者でもない限り解決不可能なので、諦めて受け入れるしかないでしょう。ということは、1と2を自分なりに改善することによってFXトレードの勝率や利益率を上げていくしかない、という結論となります。これに気付くことが「守破離」の「破」です。

 

こうして1と2について工夫を積み重ねていると、ある日突然、ご自分の勝ちパターンがはっきりと認識されます。この段階に達すると、 FX取引の勝率は急激に上昇します。なぜなら、技術や知識の向上、取引に対する慣れ、そして自信の3つが組み合わさり、トレード成績が好転するという好循環が始まるからです。そしてさらに経験を積むことにより、勝率並びに利益率がますます向上してくるのです。「守破離」の「離」です。そして、最も重要なことは、この「離」の領域に届いたと確信できるまでは、くれぐれもFXに大きな資金は投じないことが絶対条件だということです。

私自身の経験から申しますと、為替トレーダー(為替ディーラー)としてデビューする際にはまず数ヶ月間のデモトレードを経験し、銀行から認められて初めて100万ドル(約1億円)のポジションを持つことができました。最初の頃はいろいろな失敗を繰り返しましたが、徐々に大きな金額を任されるようになりました。それが功を奏し、最後の数年間は数百億円の売買をしても動揺せずに、自己をコントロールできるようになりました。

 

「ローマは1日にしてならず」です。「ご自分の手持ち資金を、全額円安に賭ける!」などと、最初から気張ってはいけません。資金を殖やす前に使い切ってFX市場から退場させられてしまうのが、オチです。本当の自信をもてるように経験を積んでいるあいだは、予想できる最大の損失を被っても決定的な打撃とならない程度の金額に抑えてFXトレードすること。これこそが、肝心なのです。